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Make It Right

3 - Make It Right

♥

455

2020年08月30日

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朝目を開けると、ユンギヒョンは居なかった。

呑みすぎたからか、ズキズキと痛む頭を抑えながら洗面所に行くと

ホソク

な、何これ…

鎖骨の辺りに紅く印が散らばっていた。

ホソク

……ユンギヒョンか

印を付けたであろう彼にカトクで小言を言って、ベッドに身を投げる。

ホソク

…疲れた

ユンギ

何だよ

ホソク

!?!?!?

ホソク

ユンギヒョン居たの!?

ユンギ

勝手に帰らせるな

ユンギ

ずっと居たわ

ホソク

え、どこにいたの!?

ユンギ

トイレ

ホソク

存在感薄っ

ユンギ

潰すぞ

ホソク

てか!!

ホソク

この大量の、キ、キスマークは何!?!?

ユンギ

慣れてないのか?

ホソク

慣れる事なの!?

ユンギ

前は毎日付けてたじゃん

ホソク

……………

ユンギ

ま、いーや

ユンギ

お前今日仕事?

ホソク

いや、休みだよ

ユンギ

じゃあ海でも行くか

ホソク

海!?

ホソク

今の時期寒い気しかしないんだけど…

ユンギ

俺がいるから大丈夫

ホソク

何その理由

ユンギ

とりあえず行こ

ホソク

どうやって?

ユンギ

俺の車

ホソク

ユンギヒョンの家まで遠いじゃん

ユンギ

じゃあお前が送れ

ホソク

ええ…

ユンギ

元恋人を送ることくらい出来るだろ?

ホソク

うっ、やればいいんでしょ!?

ユンギ

おう

ホソク

人遣い荒いなぁ…

私服に着替え、車に乗り込む。

ユンギ

なんか久しぶりだな、この感じ

ホソク

だね~

ユンギ

海とか2年くらい行ってない

ホソク

なのに行くんだ

ユンギ

だからこそ行くんだよ

ホソク

ほーん

エンジンを掛け、ハンドルを切る。

窓を開け、外の風に当たりながら運転していると

ユンギヒョンが俺を目を細めて見ていた。

ホソク

何??

ユンギ

いや、変わったな~って思って

ホソク

変わった?

ユンギ

なんか、大人びたっていうか

ユンギ

前のホソガとは違う感じ

ホソク

そうなんだ~

ユンギ

何だよ冷たいな

ホソク

運転に集中したいの

ユンギ

すみませんね~

不貞腐れるユンギヒョンに少しだけ愛しさを感じながら、海へ向かった。

潮風の匂いがした頃には、ユンギヒョンは小さな寝息を立てていて

起こすのも悪い気がして、そのままエンジンをかけて目覚めるのを待っていると

外から聞き覚えのある声が聞こえた。

ホソク

…え

そこにいたのは、紛れもなく彼女を奪ったあいつで

ほぼ下着のような格好をしている女の腰に手を回し

楽しそうに歩いていた。

その瞬間、一気に黒い感情が湧き上がって

車を飛び出し、あいつの腕を掴んだ。

テヒョン

…誰あんた

ホソク

お前、本気でいい加減にしろよ

イェリン

テヒョン君、誰この人??

テヒョン

さぁ?

テヒョン

失恋でもしてムカついてるんじゃない?笑

ホソク

っ、

気付けば、あいつを殴っていた。

ユンギヒョンが俺を止めるまで、殴り続けた。

そのくらい、許せなかったんだ。

俺からあの子を奪った癖に

大好きで、大切なあの子を平然と奪った癖に

あの子を置いて、他の女と遊ぶくらいなら

俺が

今度は俺がお前から奪う番だ。

ユンギ

…ホソガ

ホソク

……………

ユンギ

ちょっと打撲しただけらしい

ホソク

…あいつが??

ユンギ

あぁ

ホソク

そう

ユンギ

……何があったんだよ

ホソク

ムカついただけ

ユンギ

ムカついたからって、お前は人を殴るような奴じゃないだろ

ホソク

…ねぇユンギヒョン

ユンギ

ん?

ホソク

なんで○○はあいつを選んだのかな

ユンギ

んー…

ユンギ

それはそいつに聞く事だろ?

ユンギ

俺はそいつじゃないから知らん

ホソク

だよね、笑

ユンギ

聞いて来いよ

ホソク

でも、どこに居るかも分からないし

ユンギ

いや連絡先ぐらい知ってるだろ

ユンギ

また会えばいいじゃん

ホソク

…会ってもいいのかな

ユンギ

駄目とか無いだろ

ユンギ

ちゃんと話して来い

ホソク

ありがとう笑

ユンギ

その代わり今度奢れ

ホソク

ええっ

ユンギ

ヒョンは優しく微笑み、俺に触れるだけのキスをした。

ユンギ

俺なりの励まし方

ホソク

わぁ、セクハラだ

ユンギ

いやお前だけにしかやってないし

ユンギ

…最後くらい格好つけさせろよ笑

ホソク

安心してヒョン

ホソク

俺の中でヒョンは一番格好いいから

ユンギ

何だよそれ笑

ユンギヒョンは手だけ振って、俺の家から出て行った。

軽く深呼吸して、○○に電話を掛ける。

すぐに電話は繋がった。

ホソク

あ、○○、

あなた

……最っ低

ホソク

勇気を出して言いかけた言葉は、彼女が放った2文字の言葉によって一瞬で消え去った。

この作品はいかがでしたか?

455

コメント

37

ユーザー

天才ですか? 続きが気になる👽

ユーザー

続き楽しみです!

ユーザー

すみません 神ですか? (わぁーーーーーやばすぎでしょちょっ興奮しすぎて鼻血がぁぁぁぁ

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