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sparkle

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8 - たったの二文字

♥

400

2024年06月14日

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忘れもしない

高校一年生の春

ur

おぉー…

ピアノやギター、歌うことも好きなオレは音楽系の部活が盛んな高校に進学した。

ur

(部活…早く入りたい)

ur

(今日はやってないのかな)

気持ちばかり先走り音楽室に入る。 なにか部活やってないかな…そんな期待を夢見て

後日わかったことだが、この日は全部活動の休止日だった。

ur

(ピアノだ…)

ur

お邪魔しまーす…

ur

受験でなかなか触れなかったな…

椅子を引きピアノの前に腰を下ろす。

トーン…

 

高校まで家からそれなりに遠く

出身中から進学したのはオレ一人

かといって友達できるかな とかそんなことはあんまり気にしておらず

のんびり音楽に囲まれた フツーの高校生活を送る

予定だった。

 

ur

…よしっ

鍵盤の重みが嬉しい

人気のない教室でひとり旋律を奏でる。

好きな曲を好きなだけ弾けることに幸せを感じていた。

 

すっご!!ピアノ弾けんの!?

ur

は?

演奏の途中に雑音が入り 思わず眉間に皺を寄せる。

jpp

あ、ごめんね…あんまりにも上手くてつい大声が…

jpp

ピアノ好きなの?

ur

…うん

上級生かもしれないのにタメ語で答えてしまった。でもこの人から出される柔和な雰囲気に、上も下も感じられない。

jpp

ね!オレじゃぱぱ!

jpp

名前は!!

人懐っこい笑顔でグランドピアノに近づいてきた"じゃぱぱ"

ur

(ぐいぐいくんな)

ur

うりだけど

jpp

友達になって!よろしくっ!

ur

…え?

え、これなんて陽キャ? 思わず「いいけど」なんて答えてしまった。

jpp

ねー他にも何か弾ける?オレうりのピアノ好きだなぁ

ur

いやいきなりリクエストかよ…

名を"じゃぱぱ"

jpp

うりりんうちらおんなじクラスじゃね!?

ur

えぇー…まじでぇ

jpp

…なんで嫌そうなの?

奇しくも同じクラスであり

jpp

うりりんて一緒の中学の人いないの?

ur

うちからここ遠いんだよ

jpp

オレはね!家が近いから!あと友達みんなここ行くっていうから

ur

仲良しか

あいつの古くからという友人が周りにいた。

たつや

じゃぱぱぁーお前宿題やってきた?

jpp

え?なにそれ?

ur

え、なにそれ。

たつや

お前もかィ

眼帯が気になる(まだ突っ込んでない) 意外としっかり者のたっつんに

no

うりさーん、次の移動第二音楽室だよー

ur

第二…?第二なんてあるっけ?

no

えー知らないの?うち第三まであるんだよ。西校舎と南校舎に

ur

…へーそうなん…

ur

うそつけぇ!!聞いたことねぇから!!

no

そうだっけ?

イケメンなのに喋ると残念すぎるって言われるなおきりさん。

ur

でかぁ…

sv

え?

jpp

ん?

sv

…うりもよく食べてよく寝れば大きくなるよ…

ur

喧嘩売ってんの?

じゃぱぱ同様デカくて一緒に並びたくない男、シヴァさん。

jpp

じゃんっ!

jpp

宿題の救世主⭐︎お友達のもふくんですっ!

mfくん

いや俺学校違うんだけど!?

ur

ばりばり制服違うのによくうちの学校の門潜ってきたな…

なぜか他校のお友達、勉強ならばこのお方もふくん。

 

じゃぱぱの周りに集まる人

なんだか、心地良くってすぐ仲良くなった。

毎日くだらないことで笑って

他愛もないことを永遠に話せる

こんな友達ができるなんて思ってなかった。

放課後も休みの日もよく遊んだ

  

あれはいつだったかな 高校二年の夏休み前だ

まぁ年頃というか、なんというか

それなりに絡まれる時もあった。

 

いつもは適当にあしらうのだけど その時は… ちょっと相手の虫のいどころが悪かったらしい

ur

(これやばいんじゃ…)

オレたちは暗がりへと連れて行かれた。

 

そんな

ある日

jpp

"やめてください!"

jpp

"言いがかりですよ"

ぶつかっただの 睨んだだの

こう絡まれるような常套句を適当に投げられ、じゃぱぱがこれまたテンプレートな返しをしていた。

ur

(なんで棒読み?)

たつや

たっつんも、なおきりさんもシヴァさんももふくんもそしてオレも

no

sv

ただじっとしていた。

mfくん

他五人の様子を不思議に思っていると いきなり鈍い音が聞こえてきた。

 

ガッッ

jpp

って!!

ur

じゃぱぱ!!

イラついた相手から、じゃぱぱが殴られた音だった。

 

その瞬間

ur

(うわっ…なになに!?)

オレ以外の みんなの空気が一変する。今思うならば

"それ"は殺気

 

jpp

もふくん…撮れてる?

mfくん

ん、ばっちり

jpp

先に手を出したの…そっちだから

jpp

これは…

jpp

正当防衛ってことで!!

 

---ドゴッ!!!

さらにじゃぱぱに殴ろうとした相手 気づけば後方へと吹っ飛ばされていた。

 

ur

はっ!?

たつや

おい!うり!!

no

うりさーんこれ荷物

sv

持っててくれる?

jpp

よろしくね、うりりん🎵
ちょっと…もふくん!!

 

ぽい、ぽいぽいっ

 

ur

おもたぁ!!

気づけばオレに四人分の荷物 いや重たいんですけど、なんとか抱え

mfくん

うりりんこっち!

もふくんに腕を引かれて目立たぬ場所に身を潜めた。

ur

えっなぁ!?これ大丈夫なの!?

mfくん

大丈夫じゃないんじゃない?

ur

なら逃げるとか警察呼ぶとか…!!

mfくん

違う違う、相手がってことだよ。

もふくんの 不的な笑みを浮かべる横顔に ただ茫然とするしかなかった。

jpp

たっつんぱあーす!

じゃぱぱが先陣を切って広いところへと走っていく

 

たつや

ナイッス

じゃぱぱの手から放たれたのは 宙を舞う鉄パイプ

名を呼ばれたたっつんは、腕を上げて簡単に手の内に収めた。

jpp

後ろよろしくっ

たつや

はいはい

なんとも緊張感のない声だった。 だがそれとは裏腹に

 

たつや

アイツじゃなくて…

たつや

相手はこのオレで!!

突っ走る二、三人鉄パイプを盾にし 行く手を阻め、逆方向へと押し返す。

たつや

!!

たつや

っ…と!!

ドスッッ!!

即座に持ち替え サイドからきた相手にむかい一振り。 見事HIT

 

ur

えぇー…!?

mfくん

たっつん殺陣(たて)上手いんだよな〜

ur

マジか

no

よしっ僕も頑張りますね!

いっぺんに相手したたっつんの横をなおきりさんがするりとすり抜けて行った。

たつや

なおきりさん頑張りすぎたらあかん!!

no

え?

たっつんが焦っているようで 敵にむかっていくより大きな声でなおきりさんに注意喚起している。

no

頑張らないと立ち向かっていけないんですけど〜…

no

では!

no

ちょっと前どいてー!!

じゃぱぱを追って前方にいた男がなおきりさんに気づき襲ってくる

no

---!!!

なおきりさんが拳を作ったかと思うと手のひらを下にし、相手に向け構え出した。

 

それを

相手の顎に向けて

 

---ゴツッッ!!

掌 底 打 ち

 

痛恨の一撃をお見舞いしていた。

ur

うっわぁ…

ur

いったそう…

mfくん

相手舌噛んでないといいな…

mfくん

ちなみに掌底打ち(しょうていうち)とは

mfくん

掌の手首に近い部分で相手を叩く技です。

ur

誰に説明してんの。

 

なおきりさんの意外な一面と、相手へのダメージを考え顔を歪ませていると

今度は反対側から怒号が聞こえてくる

 

 

おい!!

 

避けてばっかでやる気あんのかよ!!

sv

やる気と言いますか

シヴァさんが相手の攻撃を左右に回りながらかわしていた。

 

デカいばっかで弱いんじゃないのか!

煽られてる…

そんな煽りを受けたシヴァさん 口端を思い切り釣り上げた。

sv

…ほーぉ?

こっからでもあの鋭利な歯が見える

 

sv

---いいか

 

うわぁ!?

 

唸るような低い声

もう片方側から殴りかかってきた相手の首根っこを掴み

 

sv

なんで俺が手を出さないかというとだなぁ…!

 

煽るやつの目の前に差し出したけど

 

 

えっ、あ!?

 

ちょ、ちょっとまて!!

 

シヴァさんが差し出した相手の顔に味方の拳がのめり込む。 "味方に殴られる画"が完成していた。

 

sv

…出す価値もねぇーからだよ

 

ur

シヴァさんかっこよ!

言ってみたいわあんな台詞 なんて惚れ惚れみていたら

mfくん

はぁ、なんとか…

mfくん

!!うりりん伏せて!!

ur

どわっ!

もふくんに庇われ咄嗟に膝を曲げた。

壁に鉄パイプがのめり込む。

ur

いやいや!!どんな力!?

mfくん

俺は

mfくん

武闘派じゃねー!!

鉄パイプを振り下ろしてきた相手のスネに思い切り蹴りを入れ

mfくん

よ!!

 

自分のカバンから分厚い何かを取り出し

もがく相手の後頭部に狙いを定め

ドッッッ!!

角で思い切り打ちつけた。

 

ur

ぅわ〜痛いやつ…

ur

もふくんの戦い方が一番エグいわ

mfくん

…褒め言葉として受け取っとくよ。

ur

つかなにこれ

本の角なんて一番痛いやつじゃん… 倒れて伸びている男に同情した。

mfくん

六法全書

ur

なんで持ってんの?

mfくん

まぁまぁ…よし、スマホお借りしますねー…

ur

(何するんだよ…)

周りを見渡すといつのまにか片付いていた。立ってる人いなくねぇ? 屍累々というやつだ。

 

jpp

うりりん!もふくん!!

襲われていたオレたちに気づき じゃぱぱこちらへ飛んできた。

jpp

特にうりっっ!手は指は!?ゲガしてない?

ur

いやオレの手の心配はいいって…

jpp

なんでよ!俺やだよ、うりりんのピアノ聞けなくなるの…

 

---うりりんのピアノが好きなんだ

 

そんなにオレのピアノを好いていてくれてるとは思わなかった。

お前そんなこと言ってる場合じゃないだろうって…

冒頭殴られていたことを思い出しじゃぱぱの顔を見た。頬が赤くなってる。

jpp

あ、これね、ほんといたい!親父にも殴られたことないのに!!

sv

嘘つけ、朝の護身術サボってボスにしばかれてたじゃん…

 

ボス?

 

ur

ボスって…?

jpp

あー…

sv

えっと

じゃぱぱとシヴァさん オレと目を合わせようとせず、二人とも互いに視線を泳がせた。

ur

つかみんな強すぎる!!
なんなの…?

たつや

隠すにも限界があるなぁ…

no

まぁ、色々手慣れたとこ見られちゃったしね

mfくん

…じゃっぴ。

もふくんがじゃぱぱの横っ腹を肘でつついた。

困惑するオレに、じゃぱぱがバツの悪そうな顔をする。

jpp

えーっとね、実は…

観念したように口を開き説明し始めた。

ur

んで…

ur

家がマフィアってこと?

jpp

そ、俺が若頭。

マフィアなんて漫画やドラマや映画の 世界だと思っていたのに。

sv

俺ともふくんがじゃぱぱさんについてるの。

sv

ちょ、今何時?俺お嬢の自転車の練習に付き合わなきゃなんだけど…

ur

"お嬢"!?

聞きなれない単語に目を丸くする。

jpp

俺の九つ下の妹♡かわいいんだよ〜
俺じゃなくシヴァさんに懐いてるけど涙

仕方ないだろ、オレお世話係みたいなものだし、とシヴァさんが慰める。

mfくん

時間ならまだ大丈夫だって

mfくん

俺たち、ファミリーに入るのは高校卒業してからだから、今は特に何もしてないけどね。

ur

ええっと、それでー…

ur

なおきりさんとたっつんがぁー…

たつや

オレとなおきりさんはまた別の組や

ur

…二人はどっちかが若頭ってやつではなくて?

わかりづらいことに じゃぱぱとシヴァさんともふくんは、同じファミリーというやつで

no

うちの組の若頭はまだ小さいんだよね

no

僕遊び係なんだよ

たつや

オレが教育係やな

なおきりさんとたっつんはまた別の所属…らしい。マフィアってこんな身近にいるもんなの?

ur

へぇーえ…

としか言いようがない。 別世界の話すぎて、ついて行くのに精一杯だった。

jpp

まぁ家はこんなだけどさ、俺らは変わらないから。

ur

そうだなぁー…

さっきの五人の華麗なバトルは凄かったけど、俺にとってはじゃぱぱはじゃぱぱだし。みんなはみんなだ。

ur

まぁ正直あんまよくわかんない

jpp

だよな笑

jpp

俺ら五人住む世界が同じだからさ、いままで一緒にいるんだよ。

たつや

なにかと気楽やからなぁ

ur

…そっか

"住む世界"か…

ふいに

自分の前に一線が引かれた気がした。

jpp

jpp

大丈夫っ!!

jpp

俺はうりりん好きだからっ!友達じゃん!!

ur

なんだよ急にっ!?

何か感じ取ったのか じゃぱぱがオレの肩を掴んだ。

まっすぐな目で見られ、 いきなりの告白?に盛大に照れた。

no

うりさん照れてるー

ur

うっさいな…って

ur

これどこ向かってるの?

普段はあまり歩かない 閑静な住宅街へとみんなが進む。

たつや

うちの組、組長の娘さんのお迎えやな。

組長の娘… 聞いただけで姐さん!みたいな人が頭に浮かぶ。やっぱりこう、キマってる人なのかな。

ur

つかオレいーのか、一緒に行って…

jpp

うりりんだったら大丈夫!

sv

よくうりのこと話してたからな

ur

え"!?

no

歌が上手いって言ったら聞きたがってたよ。

ur

えぇー…ソンナコトまで

めちゃくちゃ緊張してきた… しばかれないよね?

そんなオレの心情を察したもふくんが隣で苦笑した。

mfくん

そんな怖がらなくていいから笑

たつや

あ、ほら

jpp

でてきた…

jpp

のあさぁーん!

 

 

 

女の子の群れからひとり…鬼の形相で走ってくる…気迫すげー

ur

つかここ女子校…

どうりでジロジロ見られると思ったら 女の子しかいなかった。

 

 

ちょっと!!

 

学校の近くはダメだって言ってるでしょう!!

jpp

ごめんだってのあさんの学校終わるの遅くて…待てないんだよー

すごい勢いでじゃぱぱにくってかかった 一人の女の子

naさん

もう、毎回「のあちゃん彼氏きてるよ」って言われるの嫌なんですからっ!!

jpp

嫌!?…うっ、ごめん…

嫌と言われ地味に凹むじゃぱぱを横目で見つつ

たつや

のあさん、ほら

naさん

…あ

たっつんに促されオレの存在に気づいた彼女と目があった。

 

naさん

…あはは、こんにちは

 

恥ずかしいのか それとも困っているのか

作り笑いなのか 心の底からの笑顔なのか

ur

…こんにちは

想像していた人とはだいぶ違く

ごくごく普通の …かわいい女の子だった。

 

 

…りん

 

…うりりん

ur

えっ

 

runa

うりりん!!

ur

うおわっ!?

runa

聞いてた!?

ur

…ごめん、何にも

ぼーっとしていたらるなが一生懸命喋っていたらしい。 (なんっにも聞いてなかった)

出来上がった保健だよりのデータがあるから印刷して欲しいとかなんとか。

ur

印刷もるながしたらいいんじゃない?

runa

それくらいうりりんやってくださいっ

runa

組のお仕事も大変かもしれないけど、こっちもやって?

ur

だよね…ごめんごめん

そうだった。 オレ仮にも保健室の先生だったわ。 確かに何もやらないのはまずい。 るなからUSBを受け取った。

…にしても

ur

なぁー…

ur

あの水族館の後なんかあった?

runa

なんかってなに!?うわぁっ…

救急箱の補充をしていたのだが わかりやすく床にばらまいていた。

ur

(なんかあったのか。)

runa

なんかって…その…

ur

おーやっと付き合うの?

やっと進展したか、兄たちよりはまだマシだななんて思っていたら。

runa

手、繋いだよ

ur

は?

runa

いやだから、ずっと手を繋いでたくらい…?

ur

ur

遠足かな?

手…ってぇ

こめかみをおさめる。だって頭痛い。

なんでここの兄妹たちは揃いも揃って 恋愛が牛歩並みの進捗なの??

ur

どうせ迷子にならないためとかそーだろ…

runa

ち、ちがうっ!!

runa

ちゃんと意味があるもん!

runa

とにかくうりりん印刷お願いね!

runa

私お昼これから食べに行くからっ!!

ガラガラバタン!

ur

すんごい勢い

一息で喋り倒して 保健室から出ていったんだけど…

ur

意味ねぇ

ur

その意味、ちゃんと理解できんのかなぁ…

仕方なくUSBを抜き取り印刷室へ行くために席を立った。

etちゃん

いや遠足かっ!!

runa

えとちゃん落ち着いて

水族館どうなったの!? 喰い気味に聞いてきたえとちゃんに

色々と話をしてたんだけど…

…一通り話したら遠足って言われた。

あれ、さっきうりりんにも言われた。

 

runa

しかも帰ってからも大変で…

etちゃん

話聞く前から目に浮かぶわぁ

お家まで送ってくれたのはいいけれど すっかり遅くなっちゃったし連絡するの忘れてて…

まさか門でシヴァさんが アサルトガン構えてると思わなかった。

etちゃん

それ若頭どうしたの?

runa

遅れて連絡しなかったのはすみませんでした!って

runa

シヴァさんにすごーい深くん頭下げてた…

runa

けど

そこまでしなくてもって言ったんだけど。 そーゆーのはちゃんとしたいって。

でも顔上げた瞬間ふたりともばっちばちだったなぁー…

etちゃん

それはえらい…じゃなくてね!!進展が手繋ぐだけってどうなの!?

etちゃん

遠足か!!

runa

えとちゃんそれさっきも言ってたよー…

"意味をわかってね"

runa

でも手繋ぐのも意味…いみがあって…

etちゃん

意味って?

runa

えぇーと、うーんと…

迷子にならないために繋ぐんじゃないとは言ってた。でも、もしかして、

もちろんそんな意味があれば嬉しいけれど…でも待って?本当にそんな意味なの??

手を繋いでかつその腕にギュッてしちゃったけど…"そういう"意味じゃなかったら!?るなめっちゃ恥ずかしいことしてない!?

はっきり言えない"意味"だったら!?

 

待って、じゃあ…ゆあんくんの言ってた

意味って

runa

…꜆꜄꜆

なに!?

runa

…???꜆꜄꜆

etちゃん

るな〜

runa

い、意味って…なにかな…

etちゃん

私に聞かれても

 

どうしよう

はっきりと言われたわけじゃないもんね??別の意味だってあったりする??

 

runa

えええ〜??

"繋ぎたいから繋ぐ"

runa

まってまって…

runa

それ以上の意味ってなに…!?なんだろ!?

etちゃん

あーあぁ、もう〜

 

だめだ、若頭に喝いれとくわ。 それにしても先が長いね、こっちが疲れちゃうよ…なんて えとちゃんが呆れ返っていた。

 

 

登場人物紹介

天龍会-てんりゅうかい陣営 ❄️ 高校三年生。毎日のほほんと暮らしてる。 🍗くんとは高校から同じ。それまでは年に数回顔を合わせる程度だった。🍗くんとはお互い境遇が似てるのでお互い良き理解者になってる。意識し始めたのは高校生になってから。 🦖(26) 天龍会ボス。 先代の父親がまだ生きていたにも関わらず、🍪さんが代理になったことを聞いて急いでボスの座についた。色々と策を考えるのが得意。 ❄️にはさん付けで呼ぶように教えている。 🐸(26) 🦖の右腕、脳筋だがちゃんと論理的かつ効率的に動ける。銃の扱いが上手い。 ❄️の護衛係、小さな頃からついているので家族愛に似た情がある。最近🍗くんに役を奪われつつあり、ちょっと少しかなり嫌。 👓(26) 庶務兼法関係担当❄️教育係。高校時代は知識をつけるため🦖とは別の高校へ進学した。 ❄️は妹みたいだと思ってる。 🦊(17) 高校には行ってない。真剣の使い手。だいたいは🐸と👓のお手伝い。

桃虹組-とうこうくみ陣営 🍗(17) 桃虹組若頭、通称若。 高校出たら組に入るのが約束、❄️が共学の高校へ行くと耳にしたので、意地と気合いと根性で進学した。前しか進めないパワー系。戦闘方法は🌷さんとほぼ同じ。本当はゲームばっかしてたいインドア派。 ❄️のことどう思ってるのかなんてわかりきったことは聞くな(本人談) 🍪(26) 桃虹組組長代理。好きなものはぬいぐるみにお茶会に恋バナ。女子オブ女子。 先代の急逝により周りに仕組まれ代理にされた。目指すは組の解体。 普通の女の子になりたいと思ってる。🦖とは境遇がほぼ同じなので昔から知り合い。 ⚡️(26) 親の代から支えている。代理補佐。効率重視で桃虹組のブレーン。古くからいる人間のやり方に頭を抱えている。殺陣が上手い。所属は違えど🦖とは旧知の仲。 🌷(26) 若頭補佐。親の代から仕えてる。別邸と本邸を行き来する、🍗の良きお兄さん役。見た目とは裏腹なパワー系。えーい⭐︎の拳の威力が強すぎる。 🍫(17) 桃虹組の下の方にいる。もともとはのあさんのおしゃべり相手兼護衛。内部抗争が激しくなり🍗の護衛に変わった。 本当は若い世代を組から遠ざけ、それなりに今の生活を楽しんで欲しいという⚡️と🍪さんの配慮で高校へ編入。 ピッキングと護身術が上手い。 🐏(17) 桃虹組の下の方にいる。のちに🍗の右腕として育てるつもり。高校三年生に🍗の護衛も兼ねて今通う高校へ編入した。戦うのは苦手だが、銃の使い方が上手い。微かな変化に敏感。 学校ではやっぱり王子で人気がある。🌷さんが直属の上司。

🎸(26) 元はこちらの世界の人間ではない。 🦖との出会いで180度人生が変わった。 今は🍗の高校で養護教諭として色々動いている。

この作品はいかがでしたか?

400

コメント

6

ユーザー

お知らせ📢 今週なかなか上手く書けず全く進んでおりません🙇‍♀️ いつ上がるかわからない状態です。申し訳ありませんが把握していただけると幸いです。

ユーザー

早めにできたのであげておきます☺︎次回は火曜日ですが、無理なら土曜日に投稿しようと思ってます(* ˊᵕˋㅅ) よろしくお願いします。

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