3年前
私は病院で医者に言われた事を 今でも鮮明に覚えている
医者
私
医者
医者
医者
彼氏の病気が急に悪化して緊急手術を行うことになったあの日
彼の人生は私が選ぶことになった
私は泣きそうになりながら
私
私
医者に縋るように 言葉を押し出した
医者
その返事を最後に、医者達が慌ただしく手術室に消えていった
…この選択は
間違っていたのだろうか
それとも、正しかった…?
現在
私
君
君
君
怯える彼に私は笑顔で 簡単に自己紹介をした
私
私
私
このやり取りも 結構慣れてきたなぁ…
君
本当は彼女だけど
私はいつも嘘をつく
何故なら
彼は3日おきに記憶がリセットされてしまうから。
つまり3日目にやっと君が私に心を許してくれても、4日目には1からスタートしちゃうんだ
私
私
そう言いながら私は手元にあった花束を彼に差し出した
私
君
きっと君は気付かないだろう
私がどんな気持ちで この花を買ってきたか。
私
私
きっと君は知らないよね
もう、会えないの
君
私は君の返事を聞いてから振り返らずに病室を出た
私
私
飛行機の中で私は君の事ばかり考えていた
留学から帰ってきたら また会いに行こうかな?
きっと君は 困っちゃうよね
5年後、君は 私の名前憶えてるかな?
きっと君は 忘れちゃうよね
私が「好き」って言ったら 君はなんて言うかな?
きっと君は驚いて 逃げ出しちゃうよね笑
なんて自問自答をしながら景色を楽しんだ
だけどもう会いに行くつもりは無い
私
私
きっと君は
1人で生きていける
…だから、さよならするんだ
最後に、これだけ言わせて
きっと君は
私
私
コメント
24件
スイートピーの花言葉…悲しいなぁ…。 それから彼女は旅立っていく…。 素敵なお話でした! あ、大丈夫です、私も投稿頻度落ち気味なんで((
記憶がぶっ飛ぶのか……メモッとかないとね(ㅎ.ㅎ ) 『はっ……!3日後特売日じゃん!メモらなきゃ!』みたいな感じの生活……悪くもない(恋愛に日常を持ってくる奴
悲しい(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)