それは、そのままのままにしていたら地球を塵にできるほどの威力を持った自然テロ
見事隕石にぶち当たり隕石は2、3個の大きな破片となって散った
なんと隕石は割れた時に地球全体を包む特殊なドームを作り上げた
このドームはあの隕石の破片と同じように消え、消えた瞬間から性別が6つに増えるという
今日はその新しい性別を調べるためのチェックが行われれる
優
なぁ海斗、お前はどの性別になりたい?

海斗
ん?その俺は実は新しい性別とかよくわかんないんだけど…

優
ハァ?ったくしょうがねえなぁ

優
まず、一番多いのが普通と全く同じのβ

優
そして、この学校に1、2人ぐらいしかいないα

優
それで、この学校に1人いるかどうかのΩ

優
これを男と女合わせて6つだ。わかったか?

優
ちなみに俺はαがいい

海斗
へぇー、俺は強いて言うならβかな

海斗
普通が一番だよな

優
おいおい海斗、欲なさすぎだろ

優
もっと夢みろよ

優
……

海斗
おーい優はどうだった?

海斗
俺は…

優
ああああ

海斗
優?!?!

海斗
(ふむふむ、この反応から見るにαではなさそうだ、βだったのかな)

優
俺…どうしよう

海斗
なんだよβだっていいじゃないか

優
……

海斗
優?

優
俺、Ω

海斗
……

海斗
はああああ?!?!?!

優
お前は…?

海斗
αだった。

優
…え?

優
うそぉーん

優
うそぉーーーーーん

海斗
ハハハ…

優
なぁ、俺母ちゃんに言いたくねぇんだけど

優
いいよなぁ海斗は

優
αでよ

海斗
まぁそうだな

海斗
でもこれでやっと…

優
海斗?αになっておかしくなったか?

海斗
いいやなんでもない

優
うーん、なんだろ体が熱いしダルいし、Ωに体が変化していっているのかな

優
あ、水がない

優
ペットボトル買いに行かないと

優
こう言う時に限って親は旅行だし

優
あーほんとだるい

優
あった、水ハァ、早く飲みたい

優
あ、かいと

海斗
お、優じゃんってお前熱出してんのか?

優
ああ、そうみたいだ

優
ハァ

海斗
(ん、なんだろさっきから優から甘い匂いがする、もっと嗅ぎたい)

海斗
ほんと大丈夫か?

海斗
送ってこっか?

優
いいの?

優
ありがとう

海斗
(いつもより優が素直だ)

海斗
かわいい

優
え?何

海斗
あ、いやなんでもない

海斗
早く行こ

海斗
(さっきから男どもが優を見ている、なんかムカつく)

優
ハァ、ありがとう。ちょっと海斗いなかったらやばかった。ハァ

海斗
っ!!!!

優
!?

優
か、かいとぉ?

優
何やって、ハァ、いるのかなぁ?

海斗
……

海斗
もう我慢出来ないや

海斗
俺、優のことΩになる前から

海斗
ずっとずっと大好きだった

海斗
だから正直優がΩになって嬉しかった、

優
かいとぉ?どうしちゃったんだよ

海斗
ごめんね

優
え?
