いつからだろう
こんな気持ちになったのは
今目の前の君が1番になったのは
この気持ちを伝えたらきっと…。
ep.8
それぞれの答え
どれくらい時間が経ったのだろう
きっと一瞬だったはずなのに
心臓が止まったような
そんなゆっくりとした鼓動が
次第に大きくなって動き出した。
斗亜
拓哉
いま…キス…
した?…
斗亜
拓哉
拓哉
斗亜
ようやく思考が追いついてきたところに
西村の言葉が頭を巡り出す
斗亜
拓哉
言いかけたその時に周囲に視線を感じる
通行人A
通行人B
ざわざわ…
拓哉
斗亜
西村は嶋﨑の手を握ると
周りの女性からの視線が一層集まった
通行人A
通行人B
その声から離れるように
西村は走り出す
斗亜
斗亜
西村は手を離さないまま走り続ける
てか…
逆に目立つやん…ッ!!//
その恥ずかしさから少し下を向きながら
走る後ろ姿をチラッと見ると
不意に何故か心臓が 締めつけられた気がした
斗亜
斗亜
拓哉
2人は遊園地から離れると 近くのベンチで足を止めた
斗亜
斗亜
斗亜
拓哉
拓哉
拓哉
斗亜
拓哉
拓哉
斗亜
西村の小さく囁くその言葉に また胸が締めつけられる
あぁぁ!!もうっ!!
なんでこんな…
真っ直ぐに言えるん…
とあは…
感情が一気に押し寄せてきて
収集がつかなくなる
そんな嶋﨑とは裏腹に
西村は真っ直ぐ目を見つめていた
斗亜
斗亜
拓哉
拓哉
拓哉
斗亜
拓哉
拓哉
斗亜
拓哉
拓哉
斗亜
少しだけ涼しい風が背中を通ると
西村は続けた
拓哉
拓哉
拓哉
拓哉
斗亜
その真っ直ぐな言葉に
思わず涙が溢れそうになるのを
嶋﨑は少し唇を噛んで堪えた
斗亜
斗亜
斗亜
拓哉
斗亜
拓哉
斗亜
斗亜
斗亜
拓哉
嶋﨑は恥ずかしそうに顔を下に向けると
まだ鳴り止まない鼓動を必死に抑え
西村と帰路についた
分かれ道で離れるその時まで
西村はいつもの調子で手を振って
残された嶋﨑は深いため息をついた
結局帰りの電車じゃ
気まずくて喋れんかった…
やのに西村くんは変わらん感じで…
斗亜
斗亜
斗亜
嶋﨑は返事を打ち出した
斗亜
斗亜
彪太郎
彪太郎
ん?そんなこと言ってな…
あ…西村かー…風さんにでも言って合わせてもろたんやな、、、
斗亜
彪太郎
彪太郎
彪太郎
斗亜
彪太郎
彪太郎
斗亜
彪太郎
彪太郎
斗亜
彪太郎
彪太郎
斗亜
彪太郎
彪太郎
彪太郎
彪太郎
斗亜
斗亜
彪太郎
彪太郎
彪太郎
彪太郎
彪太郎
その時
僕はもう走り出していた
答えを見つけたように
無我夢中で。
続く…
コメント
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最高