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恋詩
奏……
一樹
轢いたやつ絶対許さない
奏は足を骨折、頭は包帯で巻かれていて 包帯は血で滲んでいた
恋詩
かなでぇぇぇぇぇ！！！
一樹
……
俺は呆然としていた この人が奏とは思えなかったから
一樹
なんでこんな姿に……
恋詩
うわぁぁぁぁん！！
ガラガラガラ 宙良、暁人が入ってきた
暁人
おい！！
宙良
先輩！！どうしたんすか！？
暁人
大丈夫かよ……
重症じゃん、
重症じゃん、
ブーブー（スマホ
暁人
ん、なんだ？
暁人がスマホをとった
暁人
奏の事ニュースになってる……
一樹
まじか……
恋詩
神様！お願いします！
奏を返して！
奏を返して！
宙良
先輩！なんで！
どうして事故なんかに……
どうして事故なんかに……
恋詩
うわぁぁぁぁん！！
ガラガラガラ 病室のドアが開いた
看護師
失礼します
一樹
あ、どうも
看護師さんは俺にお辞儀をした 看護師さんはとてもお人形さんみたいな人だった
看護師
恋詩さんはいますか？
恋詩
はい、私です
看護師
かなでさんのことについて先生から話がありますので
こちらの方へ来てください
こちらの方へ来てください
恋詩
はい
そのまま看護師さんと恋詩は病室から出ていった
一樹
……
暁人
……
宙良
……
暁人
なぁ、
一樹
ん？
暁人
泣いて……いいか？
宙良
いいですよ、僕もとても泣きたいです
一樹
二人とも好きなだけ泣け
暁人
うわぁぁぁぁん、奏！
宙良
せ、先輩ー！うわぁぁぁぁん！！
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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