お前に呼び出された時はすっげぇ びっくりした。
…そんなに仲良くも無いのに 呼び出す理由なんて…
五色工
五色工
白布賢二郎
五色工
五色工
白布賢二郎
──多分、俺は内心焦って たんだと思う
何故かって… それが一番分かんねぇ…
俺はこの時、五色のことなんて どうって思って無かった…
強いて言うなら、五色のちょっと した才能に惹かれていたかもしれない…
でも、そんなのがこの理由にはならなくて…
『何が何だか分からない』ことに 焦っていたのかもしれない…
そう、自分に言い聞かせた。
白布賢二郎
五色工
──俺はこの時決めた。
コイツには絶対惚れない、 絶対付き合わないって
…これも、今思いついたことで
…コイツとの価値観の違いが 俺をイラつかせてたんだ…
単純な話。
俺はお前が嫌い。 だから惚れない、付き合わない。
それだけだ。
五色工
白布賢二郎
五色工
五色工
白布賢二郎
…絶対にコイツのいいなりにはならねぇ
…惚れるわけがねぇ、 こんな馬鹿でアホで脳天気な奴
…でも、本当は───
今でもちゃんと覚えてる。
たった数日前のこと… 覚えてて当たり前かもしれねぇけど…
…五色。お前と過ごした一週間 は一生忘れねぇだろうな…
俺の一番の思い出だ…、笑
…今思い返せば…
五色に余命言われて 焦ってたのは
俺があの時から五色のことが大好きで…
あいつのことは絶対好きにな らねぇって決めたときでさえ
既にあいつのことが大好きだったんだろうな…
それに、俺がこう決めたのは あいつにイラついてたんじゃなくて…
こう言っちゃ悪ぃけど、もうじき 死ぬ奴なんて好きなっても意味ねぇって
そう思っちまったんだよ…
──でも、この7日間 お前と過ごして分かった。
お前が俺に余命を教えてくれた日も、
お前が体育館で大声出してわざわざ俺に話したのも
朝練無かったこと忘れてたのも
俺が風邪引いてお見舞い来てくれたのも
お前が祭り誘ってくれたのも
祭りのことも、花火のことも
お前と喧嘩しちまったことも
全部全部、俺の大切な宝物に なった──
…五色、お前には感謝してる…
五色工
五色工
白布賢二郎
白布賢二郎
五色工
…お前、このとき返事して くれなかったよな…
『ワスレナグサ(勿忘草)』
「勿忘草(ワスレナグサ)」の花言葉は「私を忘れないで」「真実の友情」。 明確な色別の花言葉はつけられていません。
白布賢二郎
白布賢二郎
五色工
白布賢二郎
白布賢二郎
白布賢二郎
白布賢二郎
白布賢二郎
白布賢二郎
『後輩の前で泣くとか格好悪い ですよ、白布さん…笑』
白布賢二郎
『俺は白布さんと一週間過ごせて 幸せでした…
白布さんと過ごす毎日は もう天国で、ほんとに楽しかったです…
最後の最後までありがとう ございました…、笑』
白布賢二郎
白布賢二郎
白布賢二郎
五色工
白布賢二郎
お前のその顔を見ると 自然と涙が零れそうになる…
…でも、確かに後輩の前で 泣くなんて格好悪ぃから…
白布賢二郎
チュ…
これで我慢しとく…、。
コメント
61件
おじさん泣いちゃう❤︎
おっと、状況整理してるあいだずっと♡おしてたことにいまきずた() しらぶんよぉ、最後にデレ出すとか、、すきだよっ!!