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10分おきにLINEを送っていた男 りうら
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まろにデートのお誘いができた
約束もできた
嬉しすぎて 枕に抱きついてしまう
1、2時間もLINEの流れを考えて
訳分からなくなって布団に潜りながら送ってしまった
今になって変な誤字してなかったかな などと心配になり確認している
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誰も聞いていない
聞いているはずのない独り言をつぶやく
まだ土曜日まで時間があるというのに楽しみで仕方がない
気を抜いたら口角が上がりきってしまいそうで
まろへの好意を全て語ってしまいそうで
自分でも怖いくらい、浮かれている
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土曜のデートでは告白もする予定
なんか、嫌な予感がするからね
早めにしないと
浮かれながら準備しているりうらは
土曜日に待ち受けていることなんて知りもしなかった
土曜日、デート当日
りうらは何事もなく 予定の30分前に待ち合わせ場所に着いていた
まろを待っている間に何度も何度も予定を確認した
今日は絶対に失敗できない
10時50分
約束の時間の10分前
まろのことだからもう少しで来そうだな
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パッと見いつも通りの彼がこっちに走ってくる
いつも通りに見えるが彼の服装をよく見ると、いつもよりオシャレをしている
まろが見えただけでも浮かれてしまいそうだったのに
もっと浮かれてしまいそうだ
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ふざけてリードつける？って聞いたら
俺はペットなのかよってツッコまれた
恋人繋ぎの方が良かったかな…
(？？？)
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ないくんのお下がりしか持っていないとか
りうらが勝手に嫉妬してまう
だから、りうらセレクトの服を買ってあげようという魂胆です
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まろの返事を聞かずに服を選びに行く
よくネットショッピングでもまろに似合いそうな服を探していたためか
すぐに試着してもらう服を決めることが出来た
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「デート」
