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杏
……ここは…
杏
…！私、誘拐されて…！
？？？
起きたか
杏
！だ、誰か！助けて！！
？？？
静にしてくれ
杏
誰…なの…、
バサッ…
冬弥
すまない、白石。
杏
と、冬弥！？
杏
なんで…
冬弥
白石を俺だけのものにしたくて…
杏
私たち付き合ってるじゃん！
杏
それでいいじゃん！
冬弥
…白石、そういうことではないんだ。
杏
…？
冬弥
俺以外の生物が白石の目に入ることが嫌なんだ。
杏
…！そ、そんなの無理に決まってる！
冬弥
だから、誘拐した。
杏
！！い、いや！そんなの…
ﾀﾞｯ… 杏は玄関へと走り出した。
冬弥
白石！
杏
…！離して！！！
冬弥
逃げるな。
杏
や、やだ！！！怖い…！
冬弥
なら、仕方ない。
チャリッ…
杏
それ…
冬弥
首輪だ。
杏
！！
冬弥
心配ない、トイレは行けるような長さにしてある。
杏
………
杏
(もう、嫌…)
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