チャイムが鳴り、下校時刻になる
部活がある人は部活の時間になった
俺は、帰宅部という帰宅する部に所属している
だけど、すぐには帰らない。俺は、放課後の誰もいない図書室を好んでいた。だから、図書室に行こうと思う
きんとき
なかむ
スマイル
きんときはテニス部
なかむは野球部に所属している
基本、毎日部活がある
俺は、荷物を持って図書室に向かう
俺はここで宿題をしたり、読みたい本を読む
まずは勉強…
ーー!〜〜w
…外、うるさ…
テニスか…野球か…
全く…これじゃあ集中して勉強できないな
…本、探すか
俺は、哲学の本が好きだ
そう
いつも哲学の本を探しているはずだ
だけど、いつも目に止まるのは、吸血鬼がでてくるファンタジー小説
吸血鬼がでてくるファンタジー小説なんて、吸血鬼と人間のヒロインが恋をする物語しか思いつかない
俺は、それを読んだりする
そして、現実の吸血鬼と空想で創られた、人間の想像で創られた吸血鬼とで何が違うのか考えながら読んだりもする
吸血鬼…
…ぶるーく…
スマイル
吸血鬼のファンタジー小説を読んでいると、ふいにぶるーくを思い出す
俺の中で、吸血鬼=ぶるーく に、なっているからだ
…勉強しようかな…
勉強も終わり、俺は家に帰ってきた
そして、1つの赤い靴があることに気づく
ぶるーくだ
俺は今日、ぶるーくよりも遅く帰ってきたのか…?
スマイル
俺がそう言うと、リビングからドタドタと大きな音が聞こえ真っ正面からぶるーくが、俺に抱きついてきた
スマイル
ぶるーく
ぶるーく
スマイル
ぶるーく
スマイル
スマイル
ぶるーく
スマイル
ぶるーくは、バレーボール部だ
バレーボール部は、6時くらいに終わる
そしてそこから下校
俺、結構図書室にいたな…
スマイル
ぶるーく
ぶるーく
スマイル
ぶるーく
スマイル
ぶるーくがつくる料理は、美味い
俺がつくるものよりも、美味しい
だけど、いつもぶるーくより先に帰ってくるのは俺
だから、飯は俺が作ってんだけどな…
まあいいや
スマイル
ぶるーく
〜お風呂後〜
ぶるーく
スマイル
ぶるーく
スマイル
吸血鬼のご飯は、血
という印象が強いかもしれないが、全然人間と同じご飯を食べる
血は好物というだけで、いつもは人間と同じご飯を食べる
まあ、いつも吸血をする吸血鬼もいるみたいだが…
俺はみたことがない
ぶるーく
スマイル
ぶるーく
スマイル
ぶるーく
スマイル
俺はいま、ぶるーくに吸血をされている
いつも肩から血を吸われる
それは、今日も同じだ
血を吸われるのは、毎日だ
そして、血を吸われていると頭がぼーっとしたり気持ちいいという感覚になったりする
ぶるーく
ぶるーく
ぶるーく
スマイル
吸血…終わってる…
ぶるーく
ぶるーく
俺は、首を横にふる
スマイル
ぶるーく
スマイル
ぶるーくは俺のことを優しく抱きしめた
そして、俺の肩に顔をうめる
スマイル
スマイル
ぶるーく
ぶるーく
ぶるーく
なんか…そうまじまじ言われると
スマイル
ぶるーく
ぶるーく
ぶるーく
ぶるーく
ぶるーく
スマイル
ぶるーくは、俺を抱きしめたままベッドに横になる
ぶるーく
スマイル
血を吸いにここにきたんでしょ?ならもう用は済んだんじゃ
ぶるーく
ぶるーく
そう言い、ぶるーくは俺を抱きしめる力を少し強める
ぶるーく
スマイル
ぶるーく
そんな顔されると、「だめ」なんて言えないよ…
まあ、元々「だめ」なんて言うつもりなかったけど
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ