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『PTSD』

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『PTSD』

1 - 『PTSD』

♥

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2023年12月08日

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- ̗̀⚠︎ ̖́- nmmn 本人様とは関係ありません 年齢操作あり 兄弟パロ 呼吸困難表現あり 嘔吐表現あり 痙攣表現あり

初めて書くものだから 少しおかしなところあるかも... 自信ないけど頑張る(ᐡ ̥_ _ ̥ᐡ) 暖かい目で見てね...(

長男 20

次男 17

三男 15 受験生
桃と双子 兄

四男 15 受験生
赤と双子 弟

五男 12
黄と双子 兄

六男 12
橙と双子 弟

『PTSD』

青side

夜ご飯を食べ終わったあと ソファでくつろいでいると

末っ子の双子ちゃんから 中学校のパンフレットが2枚渡される

どうやら受験して中学に 行きたいらしい

俺、ここがいい!

僕はここっ!

えぇ~、2人とも別々の
ところ行くの~?

ん~、だめっ?

だめじゃないけどさ~

登校下校、電車とかバス
1人で使える~?

できる、できる!

僕のところは自転車でも行けるよ?

俺のところはバスかな

ん~、わかった...

考えとくね

わかった!

わかったぁ、

もう夜遅いし、歯磨きしておいで

橙くん、いこ~

ん~!

受験と言えば 上の双子ちゃんも受験生。

でも、最近は思春期でそんな 話をしてくれない。

赤くんはもう反抗期みたいだし これから結構大変。

にぃちゃ~ん、

なに~

いや、赤がなんか熱ある

ありゃ~、行こうか...

ん...俺、いろいろ準備してくる

ん、ありがとう

赤の部屋ね

わかった~

赤くんがお熱らしい。 最近は勉強ばっかしてたし知恵熱かな

桃くんに看病道具の 場所を教えて僕は 赤くんの部屋へ向かう

大丈夫、?

大丈夫だし、

でも、熱あるんでしょ~?

...寝れば治る

まぁ、知恵熱だと思うしすぐ治るか

ん...

最近頑張ってるもんね。受験勉強

おれ、頑張ってるのに
頭良くならない...

無理に頭に入れようとするからだよ

たまには休みも必要なんだよ

ふ~ん、

それ、紫にぃにも言ってあげてね

、?...うん。

青にぃはね俺らにしか見てないよね

紫にぃを全然見てない

紫くん悲しいと思うよ。

末っ子になりたいって思ってるよ

長男になりたかったって思ってるよ

青にぃが紫くんを見てあげないから

ねぇ、紫くん

扉の前にいるんでしょ?

えぇ、?

急な説教に僕の頭は追いつかない。

でも、言われたことは事実で 言い返すことは出来なかった。

なん、ッで...、

この前見たんだよね~

総合病院の精神科に
入っていくところ

........、ばれちゃった、ッ...、?

顔を顰めて、崩れ落ちる紫くん。

もうこうなったら後悔と反省は 後回しだ。

紫くんを慰めないと。 後悔と反省なんかをしてる 場合じゃない

紫side

青にぃの悔しそうな表情は 俺に刺さって抜けない。

抜けないようなどろどろとした 心の持ち主だから。

抜かそうとする努力のできない グズだから。

ただ、震えて、崩れ落ちて 床に這いつくばる。

息も思うように出来なくて 目の前もはっきりとはしない。

手の痙攣も酷くて 何も出来ない。

はぁッ...はぁ、ッ...

紫に、...っ

大丈夫、大丈夫...

青にぃが背中を摩ってくれるのも 痛くて手を弾いてしまう。

死と近い感覚が俺を襲ってくる。 死に近い感覚は嫌じゃなかったけど 何故か怖かった。

2人の声は聞こえなくなって 俺を責めるような幻聴が聞こえてくる

幻聴だと分かってていても やっぱり怖い。

これも全部PTSDのせい

おれ、ど~しちゃったんだろ、ッ...

青side

僕もパニック状態でほんとに怖い

僕が怖いなんか思える 立場じゃないけど

辛そうな紫くんを見てて 怖くなった。苦しくなった。

そんな時にがちゃっとドアが開く。

看病道具を抱えてる桃くんは 紫くんを見た瞬間 看病道具を床に置いてそばに寄る。

きっと、何か知ってるんだ。

...赤、もしかして言った、?

い、言っては無い...ただ、すこし...

...その少しもだめだって、

紫くんにとって
少しじゃないんだから

紫くんがどんだけ無理に
隠そうとしたか分かってる?

2人とも何か知ってたんだ。 2人の余裕のない会話が部屋に響く。

ほんとに末っ子ちゃん達には 申し訳ないが僕には2人を 止める権利がない。

紫くんを慰める権利がない。

...、青にぃもなんでパニクってんの

紫くんにストレスを
与えたのは青にぃもだから、

...僕以外にもなにか原因が あるのだろうか。

そんなのだったら信じたくない。

でも、信じないといけない

紫くん手の痙攣大丈夫?

、.....ふるふる...

過呼吸は収まった紫くんが首を振って答える。まだまだ手の痙攣は 収まってない。

もう話しちゃっていい?

もう隠すのは無理だと思うよ

、こくっ...

...俺からは、話さないから...ッ

そう言って、ドアを乱暴に閉めて 自分の部屋に戻っていく紫くん。

桃くんはそんなのお構い無しに 話を進める。

桃くんの話す勢いは 僕を殴るような勢いだった

最近、紫くんが全然夜ご飯
食べないことも気付かず

無理だったら残しといてって言って
俺らとばっかり話してたよね

紫くん毎回、1人でぼ~っとしながら
悲しそうに食べてた。

てか、俺らも1人で
出来ること多いから

俺らだってもうすぐ高校生だし

橙たちだって受験しようと
してるんでしょ?

俺ら別1人でも大丈夫だし

...青にぃが過保護過ぎるの

...まぁ、紫くんは過保護に
してもらいたいんじゃない?

今までの分。

もう、俺は紫くんが
辛そうなのは見たくない。

俺も見たくないし、

ご、めん...

俺らに謝っても何も済まないから

...まぁ、紫くんに謝っても
済まないかもね

それくらい酷いことしてるから

紫くんお薬飲んでるんでしょ?

うん。その後副作用で辛そう。

たまに吐いちゃうし

だってさ、

青にぃ、次紫くんが病院行く時
着いていってあげなよ。

紫くんはそれだけでも
嬉しいと思うよ

...ここで反省しないで。

俺、寝れない

ごめん...

おやすみ

ん、

俺も今日ここで寝る

おやすみ

おやすみ。

ドアを開けても閉めても心は晴れない

今日は紫くんに会うことが出来ない

今日はみんなをおいて 1人、ベットに潜って眠れない 夜を過ごした。

紫side

静かで薄暗いリビング。

いつものうるさい5人はいなくて ただ、俺だけの空間

寝れない夜は暖かい飲み物を飲んで 無理に眠らず、ゆっくり過ごすのが いいと言われて、そう過ごす最近。

俺はこの空気感が1番好き

落ち着ける。

あ、紫くん。

ぁ、

今日寝れない?

、まぁ、...まぁ、

別寝れなくてもいいんだよ

俺も赤が心配で寝れなかった、w

赤くん大丈夫、?

うん。さっき薬飲んで寝た。

そっか、

.....まだ、俺とでも緊張しちゃう?

、.......ご、めんね...w

ん~ん、大丈夫だよ

ゆっくり慣れていって

、うん...ッ

.....手、びくびくしちゃってるね

ごめんね。急に距離詰めちゃって

手、ごめん...、ッ

す、すぐ治す!!ごめん、ッ

焦って声を荒らげてしまう。

桃くんが嫌いな訳じゃないのに 手が痙攣してる。

俺の中では緊張してるからで 理解ができるけど周りから見れば ただの拒否反応にしか見えない。

これが声を荒らげる理由に ならないから自分の心の中で留める

.....大丈夫だよ。

無理に治さなくていいんだよ、ッ...

ごめん、ッ

大声出しちゃって、...ッ

ごめん...ごめん...っ、

大丈夫だよ~

俺は嫌に思ってないよ。

ほんとにごめん...、ッ

ん~ん、大丈夫

俺、寝るね

おやすみ

おやすみなさい、...っ

俺に背を向けて廊下を 辿っていく桃くん

俺も疲れちゃったのか ソファに倒れ込むように座る。

今日は少し寝れそう。

青side

真っ赤に腫れた目を少し擦って リビングに向かう。 少しは寝れてよかった。

おはよ。俺、熱下がったよ

よかった、

でも、今日は学校休みな?

分かった。しっかり休む

うん。

少し会話をしてから 顔を洗って着替える。 朝ご飯を作る為にキッチンに立つ。

今日の朝ご飯はパン。 パンの方が楽だし、

青にぃおはよっ!

おはようございます!

ん、おはよう。

お顔洗っておいで

わかったぁぁ

いってくる...!

2人は元気でよかった。 今は2人がいないとバラバラに なってしまいそう。

バラバラになってしまいそうな 今が怖くてもひよってちゃいけない

いつか解決出来るんだから。 そうでも言い聞かせないと僕は 生きていけない気がする。

青にぃおはよ

ぼ~ってしてたら手切っちゃうよ

あぁ、ごめん

ん~ん、昨日の事まだ
整理ついてないと思うし
俺やるよ。

、ありがとう...ちょっと散歩してくる

うん。気をつけてね

うん、

いつの間にか朝ご飯を作れるくらい お兄ちゃんになったのか。

どんだけ、僕の記憶は 止まってるんだろ。 こんな大人になったとは 思ってなかったな、ッ

苦しい気持ちをぐっと飲み込んで スマホだけを持って家を飛び出す

たまには朝のお散歩もいいかも

赤side

昨日の熱もしっかり治って 元気100%の俺

でも、まだ疲れの抜けた感覚はなく 今日まで休み。

少し嬉しいかも

赤~、紫くん起こして

少し声掛けて起きなかったら
もうちょつっと寝かせてて

ん、分かった

ソファに寝てる紫くんの肩に 手を添えて少しゆらゆらと揺らす

少し声もかけながら

.....、

あか、...っくん、ッ...

おはよう。

...もしかして低血圧?

ん、ッ...起立性のしょ、うじょッ

気にしないで、ッ...

そう言って、俺に背を向ける紫くん。起立性と言われて何も分からなくて 検索アプリの検索欄に起立性とだけ 入れてみる。

そうすれば、起立性調節障が いというものが沢山出てきて とりあえず押してみる。

その病気の症状を調べてみれば 紫くんの言ってる事も当てはまる。

ほんの少ししか聞いてないから 詳しくは分かんないけど

紫くんは起立性調節障がいって
やつなの、?

ッ、ぅ.....ん

病院行っ、.....たら言われた、

そっか...

き、.....にしない、で?

うん、

気にしないでおくよ

ありが、とっ...

気にしないでおくって言ったけど すっごい気になる

だけど、紫くんは気にされたら 困るだろうしそう言っておく

朝ご飯できたぞ~

今日パンだっ!

おいしそ~...

しっかりいただきますしろよ~

いただきます!

いただきま~す!

紫くんも食べる?

.....、たべるッ...ん、しょ...ッ

無理そうならここに
持ってこようか、?

んゃ、いくッ...よ、

そっか、無理はしないでね...

ん、ッ...

ゆっくり立ち上がる紫くんの 横に立って、支えてあげる

紫くんの椅子に座らせてから 俺も席につく。

椅子に座っても頭を抱えて 箸が全然進まない紫くん

俺には分かんないけど 辛いのはすごい伝わってくる

ん~...つかれたぁ

あ、おかえり。ご飯できたよ

ありがと~!

さっきよりもすっきりとした顔で 朝の散歩から帰ってきた青にぃ

なんか、もう紫くんの事は 気にしてなさそう。 考え直したのかな

まぁ、紫くんも気にされるよりは 普通に接される方が楽なのかもね

、紫くん大丈夫、?

たべ...る、ッ...ちょっと、まっ...

ん、分かった。

ゆっくりでいいよ

もう仲直りしたのかな。 嬉しいな、w

ごちそうさまでした!

俺もごちそうさま!

皿下げて準備ね!

はぁ~い!

歯磨き~

俺も歯磨き!

ほんとに12歳なのか 分かんないくらい可愛い

やっぱり末っ子だし 甘え上手だからそう見えるのかな

まぁ、弟って可愛いよね 桃くんも可愛い。

.....、

無理に食べなくてもいいよ、?

ん...、ッ...ごめん、...たべるっ、

.....一応袋用意しとくね

あぃ、がと、...

やっぱり桃くんのほうが対応できてる まぁ、1番先に紫くんを 理解した人だから紫くんからも 信用されてるんだろ。

僕があ~んしてあげようか?

...、おれそんな...、
ねんれいじゃないよ、ッ...w

そっか、w

青にぃも気持ちの切り替え方が 上手いから、すぐ仲直り出来ちゃう

俺らも見習わないと。

赤にぃぃ、

なに~

俺のズボンない!

あれぇ、あの黒のやつだよね?

うん、制服のやつ

どこだ~?

ぁ、これ橙くんのズボンだ

えぇ?w

じゃあ、黄ちゃんのないやん

ほんとだ、w

ん~、多分洗濯物カゴの中にあるよ

わかった!探してくる!

俺の癒しは黄ちゃんだな。 橙も可愛いけどね。

も、いらないッ...ごめ、

大丈夫だよ~

紫くんも休もうか。

俺も休む!!

は、はぁ?w

俺も紫くんと一緒にいる!

ま、まぁ、いいけど...w

よっしゃ~!

桃にぃも休むなら僕も休む!!

紫にぃと一日ごろころする~

...、休もうか、w

やった!

俺も1人で行くの寂しいから休む...

えぇ、w

紫くんと遊ぶもん

...あ゛~、もうみんな休も!!

よっしゃ!!

やった~!

よしよしよし...

電話入れるの大変だよぉぉ!!

...、w

ふへ、っ...w

紫くんが幸せそう。 なんか、久しぶりに幸せそうな 紫くん見た気がする。

この日以来、青ちゃんは 紫くんって言葉に 弱くなった。

これも反省のうちかな、w

『PTSD』

𝙚𝙣𝙙 .

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