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私立ブルーロック学園、 通称青学。一応名前はパクってない。 全国屈指のサッカー名門校。
入学前に検索すると 「進学率不明」 「サッカーでしか存在感がない」 「生徒の3割がバカ」 …まともな情報は出てこなかった。
嶺
呑気にそんな事を思っていた あの頃の私に言いたい。
盛ってなかった。
入学初日。授業も終わったし あの有名な青学サッカー部を見ようと思い、昇降口を出たとき。
玲王
凪
嶺
スマホを触りながらおんぶをねだる 巨人と、 それを無言で追い抜いてく赤い人。 走んの早すぎて二度見した。
嶺
正直、空気を吸ってるだけで胃が痛い。 目立たず、普通に、 平穏に三年間を過ごしたいだけなのに。 うん、なんかムリそう
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ふと、背後から声をかけられた。 振り返ると、黄色のインナーカラーの たこさんウィンナーがいた。
嶺
嶺
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嶺
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嶺
嶺
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嶺
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嶺
そして5分後、 私はサッカー部の部室に居た。
嶺
説明される前に、黒服の教師に腕を掴まれ、 「君が今日から補助マネ」 と言われて連行された。
訳が分からん。 だがこの学園で「NO」と言える自信もない。
目の前には、先ほど走っていた男子たちと、さらに濃い顔ぶれが並んでいる。
髪で片目が隠れてる不機嫌そうな男が、私をまっすぐ睨んできた。
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嶺
沈黙。 そのまま視線を逸らされる。 いや、初対面で死んだ目とか言っといて 勝手に気まずくなるなよ。
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嶺
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嶺
このあと、何人もの部員が意味不明な絡み方をしてくる。
潔
嶺
凪
嶺
千切
嶺
士道
嶺
《DAY1:私、無理かもしれない》