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___ 放課後。
紫の家になんて行かないと 思ってはいたが。
流石に紫に教えを乞わないと 期限までに終わらないと自覚し
桃に断られる事を覚悟の上、 紫の家へ行く事を話した。
のだが。
なぜか桃と黄まで来る事になりました。
これは俺も予想外‼️
小声で耳打ちする紫に 気まずさを感じながら説明を始める。
紫と俺が玄関先で話している事に なんか目もくれず、
先々リビングへと直行する2人。
いや、案外そうでもないご様子。
桃の一言で会話が中断される。
わざと間に入ったかの様な桃の一声に 紫は丁寧に返事をし、
又リビングへと戻る桃を横目に、
再度、俺へと目を向ける。
少しばかり口角を上げながら、
ニコリとはにかみながら。
まるで全てを見透かしている様な。
そんな目で、声色で
俺に言葉を投げ掛ける。
ちっとも慣れない。
こっちもこっちで慣れないものだ。
手招きする黄の手に誘われ リビングへと足を踏み入れる。
そう言って俺に握らせたエプロンは 随分と綺麗に縫い合わせられた物。
初めはあんな手こずっていたのに、 覚えてからは早いタイプなのだろうか。
呼び捨ては、俺もちっとも慣れない。
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コメント
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最高です🥹❤︎ふぉろ‐失礼します.ᐟ
最高です。ありがとうございます。大好きです。