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彼らと出会うまでの私の数多の人生-続編-

第12話 - 『例外』の記憶

2025年02月09日

#スナックワールド

#二次創作

#妄想

#転生

Natsu

ウスター

ビネガー様、□□□□を連れて参りました。

ビネガー

ご苦労でしたねぇ。

『私』

…

ビネガー

さて、あなたが何をしたのかは、分かっていますね?

『私』

…

ウスター

おい、ビネガー様が質問しているんだ、なんとか言ったらどうだ?

『私』

…ちゃんと分かってる、なんて言うとでも?

ビネガー

なっ…

ウスター

貴様…

『私』

…

ビネガー

…ウスター、少し席を外しなさい。

ウスター

しかし…

ビネガー

同じことを二度も言わせないでください…

ウスター

はっ…失礼します。

ウスター

［ﾊﾟﾀﾝ…］

『私』

…

ビネガー

どうぞ、ここでは好きに話してくださって構いませんよ?

『私』

…あんた、私の記憶を、知ってるでしょ?

ビネガー

ほう…なぜそう思うのです?

『私』

…私の、《運視命幻》の力が…

『私』

…ほんの少しだけど、あんたの近くにいる時だけ、共鳴してるの。

『私』

それは、あんたも《運視命幻》を持ってるってことでしょ?

ビネガー

…

『私』

(正直、こんな話は有り得ない。)

『私』

(私は何度も転生をしてるけど、他の《転生者》の話だと、おそらく普通の転生は一度きり…)

『私』

(つまり、『伝説の究極称号』の法則において、なんらかの『異変』、もしくは『例外』が起きてる…)

『私』

(《運視命幻》の力を持てるのは普通1人だけ…けど…)

『私』

(《転生者》のことを考えたら、《運視命幻》に『異変』があってもおかしくない。)

ビネガー

…その力はあまり出したくないのですが……

ビネガー

まぁ、そういうことではありますね。

『私』

…さすが、悪魔と契約しただけあるね。

『私』

話はそれだけ?

ビネガー

何を言っているのですかあなたは?

『私』

…

ビネガー

これまでは少し甘やかしすぎたようですねぇ…

『私』

あんたに甘やかされた記憶なんてないけど?

ビネガー

…そうですねぇ…

ビネガー

「また」ドラゴンにしてやってもいいのですよ?

『私』

っ…

『私』

(やっぱりこいつ、《運視命幻》を持ってる…)

『私』

(そうじゃなきゃ、私の過去なんて分からないはず。)

ビネガー

ウスター、こいつを地下牢へ連れ戻しなさい。

ウスター

かしこまりました。

『私』

…

『私』

(まあいいか。今更抵抗する気力もないし。)

『私』

あ、そうだこれ…

『私』

［ポイッ］

ウスター

ん?これは…!?

ビネガー

なんです?

ウスター

ビネガー様、こいつ、ドラゴンハートを持っていました!!

ビネガー

ほう、よく持ってきたものですねぇ…?

『私』

随分ナメられてる気がしないでもないけど?

ビネガー

ふむ…まあこの程度で待遇が変わるわけでもないですがねぇ?

『私』

…別に、最初から期待してないから。

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