ご本様には一切関係ありません nmmn注意 ペア 桃黒 赤青 水白(リバ要素あります) 人外 年齢操作 創作人種要素を含みます (毎回は入れてないです) nmmnという言葉を知らない方は お調べ下さい 苦手な方・地雷な方は自衛お願いします
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息を切らして苦しそうに、壁にもたれかかる先輩に視線を向ける
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興味津々に外の景色を見ている先輩の手を引いた
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手当たり次第に学校中を見て周ったが 屋内に兄さんの姿は無かった
いつもなら化学室前の廊下で蹲っているのだが、今日に限っては姿が見えなかった
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手を掴み、引き上げても力ずくで座り込む兄さん
いい歳して幼児退行するのはどうかと思うが…
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先輩を探しがてら校庭に出ると顔見知りが仲良く登校していた
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誰がどう見ても明るい顔色の有栖先輩と対照的に稲荷先輩の顔色は青白い
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有栖先輩は、稲荷先輩やお兄さん以外には優しさという物が欠落している
手にかけた人が多いと風の噂で聞いた時は素直に怖いと思った
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嬉しそうに笑う先輩を見て話しかけて良かったと安堵した時、冷たい声が降ってくる
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俯き気味に塞ぎ込む先輩に聞こえるように出来る限りゆっくり優しく話せた
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校庭の隅に座り、何をしようかなと頭を抱える
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ハンカチで汗を拭い、視線を校庭に向ける
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2人の間に流れる優しくも甘い空気に耐えられず、会話に割り込むことにした
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注意しても気にする素振りを見せない 先輩には馬に念仏だったかな
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小首を傾げ何かを探して居ないことが分かったのか目が合った
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╴兄さんのことは悠佑さんに任せて僕は教室に向かいますか
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呆れながら傍に居てくれる優しさに 涙が滲む
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芳しい香りも心地良い体温も今は要らない
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言葉を呑み込む息も優しい声音も 欲しくない
欲しいのは1人だけの悲しい時間
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突き飛ばす気で伸ばした手も無理に声を荒らげたことも
傷付いた顔で受け止める恋人の顔を見ると自分が子供で乾いた笑みが零れる
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息を荒らげる俺を安心させる柔らかい声音にまた困らせたと後悔する
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ペットボトルの水を1口飲み、恋人にペットボトルを差し出す
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「恋人」と強調して話すと耳を真っ赤にし口元に手を当てられた
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照れながら頭を撫でる優しい手に頬擦りをする
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今は彼の照れた顔が見れただけでこんなに満たされる
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好きだから少しの事で苛立ってしまう
彼を独占したいから肩に寄りかかり 頭を擦り付けた
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授業中、先生の話を聞きつつ解説を入れつつ板書を書き写す
かりかりとペンを走らせる音、クラスメイト達の囁き声、寝言が教室を占める音
板書を書き終えた後、脳裏に先輩の事が頭をよぎった
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登校してはくれているけれど授業に出席しているかは分からない
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のらりくらりしている先輩なら授業を聞くのに飽き飽きしていると、思う
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先輩から貰ったペンを筆箱に仕舞い、 授業終わりのチャイムを待った
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つまらない授業が終わり即座に保健室のベッドに寝転がる
誰も居ない保健室の心地良さとやんわりと香る薬剤の匂いに目を閉じる
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可笑しいな…いつもは執拗いくらい 授業出席させようとすんのに今日はすぐ引いたな
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放課後になるといつもと同じ時刻に肩に鞄を掛け迎えに行く
1分1秒の遅れも個人的に許せない一緒に帰る為の迎え
僕個人が送り迎えしたいだけやから 断られたら断られたらでどうしようかなぁ
下駄箱に彼の姿を探すと鏡の前で髪を整えていた
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背後から声をかけるのも話す時に顔を近づけるのもまだ彼は慣れていない
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荷物を取ろうとする手を軽く払い、 彼の荷物を手に取った
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落ち込む彼を見て鞄を持つ手を下ろし 彼の顔を除きこんだ
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2人並んで帰ろうかと決め、視界の端に鮮やかな赤色が映る
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彼の周りを見渡し、本来あるべき人の姿が見えず恋人と共に首を傾げた
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両手の荷物を持ち直し、息一つ乱さず 乾さんは冷たい視線を向ける
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そういう乾さんは、悲しげに笑みをこぼす
お兄さんの事になると冷たさが強まる 弟の唯一の温かさを感じた
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寝起きで何を言っているか分からない恋人に簡単にこうなった経緯を話す
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背中から降ろし軽くあしらうと怒るかと思ったが不思議そうな表情を浮かべる
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姿の見えない弟の名前を呼んだ事に不思議に思ったが彼は地面に膝をついた
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