私は普通に登校して 普通に友達と絡む。
だけど最近は家で遊んでても 毎回、宿題写させてとか言ってくる。
果糖 陀
そして今回もまた陀ちゃんから言われる。
果糖 陀
宮野 栄利香
果糖 陀
栞愛ちゃんも便乗して結構金あんだねーなんて言ってくる。もう聞き慣れたけど。
糖 栞愛
宮野 栄利香
果糖 陀
宮野 栄利香
糖 栞愛
果糖 陀
宮野 栄利香
糖 栞愛
少し躊躇したけれど、全額差し出した。
糖 栞愛
笑い混じりに言われた。 "友達だから"なんて言われたら断りにくい。
こんな日々も長く続くと疲れとストレスが 溜まってくる。
次は宿題。その次はお金。貯金しているお金には一切手は出ていないけれど、もうしんどい。
どうして私がこんなことしなきゃいけないの。 どうして私が友達のために毎回お金渡さなきゃいけないの。 貸したお金は帰ってこないのに。
私は陀ちゃんの家にお邪魔している。 もちろん、宿題を写させに。
果糖 陀
宮野 栄利香
果糖 陀
果糖 陀
糖 栞愛
果糖 陀
私がこんな見た目だからか…いや、普通の高校生ならこういう格好は当然。 ならどうして、私がこんな本当に友達だと思ってるか、分からない人達に、いいように扱われてるんだろう。
宮野 栄利香
糖 栞愛
宮野 栄利香
果糖 陀
嘲られているような声で言われる。
宮野 栄利香
宮野 栄利香
果糖 陀
今日はいつも通り…いつも通りに今日が進むはずだった。アレに興味を持ち始めるまでは。
果糖 陀
今日は懐が狭い。貸せない。
宮野 栄利香
果糖 陀
宮野 栄利香
果糖 陀
ずいっと私の近くに手を出される。 圧が苦しくて渡してしまった。
宮野 栄利香
果糖 陀
宮野 栄利香
果糖 陀
宮野 栄利香
果糖 陀
宮野 栄利香
悩んでいると、突然横から栞愛の声がした。
糖 栞愛
宮野 栄利香
糖 栞愛
糖 栞愛
宮野 栄利香
宮野 栄利香
果糖 陀
果糖 陀
宮野 栄利香
果糖 陀
宮野 栄利香
宮野 栄利香
糖 栞愛
宮野 栄利香
果糖 陀
宮野 栄利香
ゾッとするような笑みで言われた。
果糖 陀
宮野 栄利香
糖 栞愛
果糖 陀
宮野 栄利香
果糖 陀
果糖 陀
宮野 栄利香
宮野 栄利香
"友達だから"や"友達なら"って言葉聞きすぎておかしくなる。
果糖 陀
糖 栞愛
果糖 陀
栞愛ちゃんと陀ちゃんは腕を組みながら下校してく。陀ちゃんが腕を一方的に組んでるだけだけど。
そして私も家に帰っていく。
玄関の靴箱にあるはずの弟の靴がまだなかった。
宮野 栄利香
言い終わると靴を靴箱に入れる。 私服に着替えて、疲れた足取りでソファに座ると、スマホを見る。
すると、突然視界に入ったモノに徐々に興味を惹かれていく。
宮野 栄利香
宮野 栄利香
宮野 栄利香
ネットで購入しようとした時、リビングの扉が開く音がした。その音の方向へ向くと、私の弟の守琉がいた。格好を見るに、学校帰りらしい。
宮野 守琉
宮野 守琉
宮野 栄利香
宮野 守琉
いつも通りの遠距離と無表情で聞かれた。 本当のことを言うと多分心配する気がして、嘘をついた。
宮野 栄利香
訝しげな表情をして繰り返す。
宮野 守琉
宮野 栄利香
宮野 守琉
宮野 栄利香
宮野 守琉
宮野 栄利香
宮野 守琉
宮野 守琉
宮野 栄利香
宮野 守琉
宮野 栄利香
宮野 守琉
明らかに機嫌悪そうな雰囲気を醸し出してくる。
宮野 栄利香
宮野 守琉
馬鹿にするように笑われる。 これでも頭いいんだけどな…。
宮野 栄利香
宮野 守琉
そう言って守琉がリビングから出て行く。
そんな守琉を見た私は 再び精神超安定剤を視界に入れる。
宮野 栄利香
二話は凛廻の方で公開される予定です
コメント
1件
最高すぎん??(