悠希
……
俺は遥花から聞いた情報について考えていた。
悠希
結界に穴が…
悠希
ということは何者かがシステムに侵入したとか…?
悠希
その可能性が高そうだな…
悠希
辻褄も合うし…
きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!
その時、悲鳴が聞こえた。
悠希
悲鳴…?!
悠希
何事だ!!
香羅
あ、は、悠希君…!
香羅
零夜が…変な怪物に襲われて…!
零夜
うっ…い、痛い…………
悠希
零夜!
悠希
くそ…何か武器…
俺は咄嗟に椅子を持ち、怪物を殴った。
怪物
ぐぉぁぁあ……
怪物はパラパラと散っていった。
零夜
っ……
香羅
零夜…!
零夜は傷だらけだった。
悠希
今応急手当をするからな…
俺は常備している救急箱で零夜の手当をした。
零夜
あ、ありがとう…
悠希
これくらい大丈夫だ。
その時俺らは…いや、
“俺は”
影で見ていた人物の存在に気付かなかった──
遥花
……
俺はひとまず家に帰って得た情報をまとめた。
悠希
まず全員能力が使えなくなっていて
悠希
その前に結界に穴が空いた。
悠希
それにさっきの怪物の存在…
悠希
まさかこれは、怪物たちの親玉が俺らの能力を封じた…?
悠希
いや、だとしてもメリットは?
悠希
でもそうでなければ辻褄が合わない…
悠希
怪物たちは何らかの方法で結界を破り、システムに侵入して能力を封じた。
悠希
そうだとしたら目的は……
悠希
この町の、破壊……?








