愛していると、言わせて欲しかった
サッチ
辛かった。
未来のない話をすることが、怖かった。
でも、今しか無かった
哀歌
哀歌
そういい、彼の背中に手を回した
サッチ
サッチ
サッチ
サッチ
そういい、彼は...
彼は...
命を引き取った。
ショックで立ち直れず、
翌日は部屋に引きこもっていた
哀歌
何も、考えれなかった。
不意に、彼の言葉を思い出した、
哀歌
そう、彼が私に渡した手紙だ
見るのを、忘れていた。
びりっと、開け口を破った
哀歌
哀歌へ 俺、冷たくしてごめんな。 あれ、本当はマルコとかから言われちゃってな、 それだけには、逆らえなかった でも、いじめられてるところを見るのは辛いぜ、 だから、助けちまったんだよ 許してくれねぇか、? 俺と一緒に船をおりて、幸せになろうぜ。 返事、待ってる。
サッチより、
彼は、私との未来を夢見てたんだ。
私を、救おうとして、彼は命を落とした
手紙の最後にもあるように、
死ぬなんて、思って無かった
復縁を、願ってたんだ。
初めて、“幸せ”になりたい
そう思えたのだ。
哀歌
なぜだか、気づけば涙はこぼれた
何を正解にすればいいか分からない
ただ、その手紙を濡らした。
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