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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

何してるのぉ?

(え?…)

謎の男

ちっ、邪魔が入ったか……

声の方へ視線を向けるとそこには、 ふんわりとしたショートカットの、 女の子が首を傾げていた。

(綺麗な子だな…)

その子は白黒のリボンや、フリルが付いた、ゴシックワンピースを着ていて、まるで人形のようだった。

きゃ……

彼女が僕の姿を見ると、悲鳴を上げた。

謎の男

ちっ、まぁいい…

そう、男は呟き僕に背を向けて言う。

(コイツ…まさか!)

謎の男

バレたからには、生きて返せないね!

男は叫びながらナイフを振り上げる。

(ダメだ…動けない…)

ふーん…そう…

彼女は急に低い声で言う。

その時、彼女は地面を蹴り、 男のナイフを奪い取る。

謎の男

なっ!?…

(な、何が起きたんだ!?)

それでは、さようなら。

永遠に。

グサッ…

彼女は奪い取ったナイフを、 男の喉元に刺し、引き裂く。

謎の男

う、うあああああぁぁぁ!?

男は断末魔を上げて、崩れ落ちる。

男の首元は赤々とした血が、 噴き出していた。

パサッ…

あー汚らわしい。

彼女はそう呟き、 日傘をさす。

(彼女は、一体何者なんだ?)

(ダメだ…意識が…)

君!大丈夫!?

う…あ…

あ!目、覚めた!

よかったぁ…

謎の少年

うるさいよ、ゴシックバカ。

もう、リョウくんたっら!心配しない訳ないでしょう!

謎の少年

どーでもいい。別にボクには関係無いし。

もう…それより、具合いはどう?

こ、ここは?

リョウ

廃校の保健室。

君、2日も眠ってたんだよ!

え…えぇ!?

リョウ

事情は幸に聞いた。

勝手に連れて来てごめんね。

い、いえ…ありがとうございます…

いいのいいの!助け合うのは、当たり前でしょ!

ねぇーリョウくん!

リョウ

はぁーウザ……

リョウと呼ばれる少年は、 紅い瞳を細める。

リョウ

おい、ゴシックバカ。

ゴシックバカじゃ、ないんですけどー

まぁいいや。なぁに?

リョウ

この、バカに事情は説明したの?

あ!まだだった!

リョウ

はぁ…ホント、バカ。

えっと、えっと、

初めまして!幸です。

能力は「人の心や記憶を読む能力」です!

よろしくね!

リョウ

リョウ。能力は「コピー」

リョウ

相手の能力の他、見たものや聞いたものも、コピーできる。

リョウ

コイツと同じ暗殺者だが、ボクはハッキング専門だから。

リョウ

ボクはコイツらバカと違って、
「頭脳明晰」なんで。

リョウ

そこんとこ、よろしく。

(やっぱ、さっきの男と同じ、暗殺者なんだ…)

暗殺者って聞いて怖いかもしれないけど…

大丈夫!ぼく達は君を殺さないから。

安心して!

リョウ

バカ?信じられるわけないだろ。

リョウ

さっき、暗殺者に殺されかけてたってのに…

あははー……

ははっ。

!!

ん?

笑ってくれた!

え…あ…

バンッ!

!?

謎の少年

おいリョウ!

リョウ

はぁ…ウザ…

謎の少年

おれっちのプリン食べたのお前か!

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コメント

1

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新キャラクター登場!寝夢はリョウくんがお気に入りー

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