ホロライブ3期生　単体　その他

私にも分けて

ぺこマリ、マリぺこ

全体的にほのぼのかな？ 2人とも学生設定です。 ぺこマリver.はhなし。

今日は2月14日

学生の私達にとっては バレンタインという最大級のイベントが待っているのだ。

とはいえ…

我ながらに自画自賛してみたが 私にはそんな余裕はもうなかったのだ。

男子からもらうのは想定していたが、 女子からももらえるとは想定外だった。

みんなからすれば私はもらう側一択だろうが、 私にも一応“あげたい”人がいる。

それも「本命」だ。

私は毎回本気でアタックしに行ってるつもりだが 当の本人はなかなか奥手。

気持ちがこもったチョコなら きっといつもより伝わるはずだ。

私は人混みを避けながら 2-3教室に駆け込んだ。

呆れながら、ぺこらはまじまじと こちらを見る。

この子が私の 「本命」だ。

ぺこらは笑っているが、 内心ちょっとムスッとしていたのが 目に見えた。

面白半分で聞いてみると君は

と意外にも貰っていた。

ライバルがいることに 少し嫉妬を覚えたがこちらには 最強の「合言葉」がある。

これはいろんな意味で。

机の中に手を入れた瞬間、 箱のような感触を覚えた。

よく見たら、

丁寧に紙包装されている。

水色のうさぎ柄の紙包装だった。

これで想いは伝わりそうだ。

この日のチョコはいつもより 甘い気がした。

(完)