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雪菜
咲耶
咲耶
なに？
雪菜
別れようか
咲耶
なんで！？
雪菜
正直に言って
雪菜
もう飽きた
雪菜
咲耶と付き合ってるとさ
雪菜
周りから散々言われるんだよね
咲耶
っ！
咲耶
じゃあ！なんで俺と付き合ったんだよ！
雪菜
そんなの
雪菜
ただの遊びに決まってんじゃない（笑）
咲耶
……！
咲耶
お前がそんなやつだとは思わなかったよ…
咲耶
呆れた
雪菜
あははは、なんとでも言えば？
雪菜
私と付き合ってくれる男は沢山いるから
咲耶
もういい…
咲耶
じゃあな…
咲耶
雪菜
雪菜
はあ〜
雪菜
やっちゃったな…
雪菜
あのバカ咲耶…！
雪菜
あんなの本心なわけないじゃんか…（笑）
雪菜
……
私はつい先日病院で寿命が1ヶ月と言われた
彼氏だった咲耶に言うか言わないかすごく迷った
何回も言おうと思った
それでも言えなかった…
いざ言うとなると言葉が出ない
その結果がこれだよ
結構、私には咲耶を傷つける事しかできなかった
死にたくない
死にたくないよ…
1人になりたくない…
1人にしないでよ…！
雪菜
泣いちゃだめ…
雪菜
泣いちゃだめなのに…！
雪菜
うっ…あぁ…！
雪菜
生きたい！生きてあなたとずっと一緒にいたいよ！
そんな私の願いも届かず
9月30日
午後6時5分
私は死んだ
その日の夕日はとても…
綺麗だったなぁ…
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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