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「あー死にてー」
そう簡単に言うけれど、
全然違う。
私はそう思う。
すごく重たく感じる。
あんなことなければ。
人狼物語壱
夢原佳奈
夢原佳奈
瞼を開けると、そこは知らない景色だった。
目の前は小ホールのようなかんじで、
部屋の中央には、椅子が8つ、円のようにならべてあった。
田中圭介
夢原佳奈
夢原佳奈
田中圭介
私達2人含め、辺りには8人の人達がいた。
どうやら私と同じ状況のよう。
本田芽亜里
相田咲
全員同じ高校で、なんとなく、名前は覚えていた。
すると、天井に取り付けてあるスピーカーが大きく鳴り響いた。
「皆さんは村人ですが、
このなかに人狼が1人紛れ込んでいます。」
?「人狼ゲームだ」
誰かがそう呟いた気がした。
「毎晩この部屋に集まってください。」
「そして8時に人狼だと思う相手に投票してください。」
藤堂俊介
刻命真琴
「最も最多票の方を殺してください」
夢原佳奈
本田芽亜里
田中圭介
木下麻里香
全員がざわつき始めた。
「殺す」ということばに。
「村人は夜10時から朝6時までの間、自室から出ないでください。
人狼は夜12時から2時までの間に村人を1人殺してください。」
本田芽亜里
「人狼を全滅させたら村人側の勝利。
人狼と村人の数が同数になったら人狼側の勝利。」
「建物内の備品を壊してはいけません。建物から外に出てはいけません。他人に危害をくわえてもいけません。
それでは皆さん頑張って生き抜いてください。」
スピーカーはそこで止まった。
本田芽亜里
刻命真琴
これが悲劇の始まり。