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るる
るる
テスト期間と、ちょっとした嫉妬
るる
るる
テスト1週間前
放課後の教室は、部活の音がしない分だけ静かで、ペンの音がやけに響く
ゆあん
プリントをまとめていた私にゆあんくんが当たり前みたいに声をかけてきた
えと
ゆあん
えと
ゆあん
えと
ゆあん
えと
ゆあん
机に肘をついたまま笑うゆあんくん
本当に、ふざけてないから困る
ゆあんくんの家で勉強会
数学の公式を暗記しながら、私はあることを思い出していた
えと
ゆあん
えと
えと
ゆあん
えと
ゆあん
えと
ゆあん
明らかに不機嫌になってる
わかりやすいにも程がある
次の日
放課後の図書室は、教室よりも少し冷んやりしていて、鉛筆の音と紙をめくる音だけが響いていた
男子
ーーくんがプリントを差し出す ごめんなさい名前考えんのめんどかったんで By主
えと
途中まで説明したところで背後から低めの声がした
ゆあん
振り向くと、ゆあんくんが立っていた
制服の上着のポケットに手を突っ込み無表情
いや、表情を隠してるだけかも
えと
ゆあん
えと
ゆあん
ーーくんが気まづそうに席を離れ、ゆあんくんが私の隣に腰を下ろす
そして、机に広げられたノートを無言で覗き込んだ
ゆあん
えと
ゆあん
えと
ゆあん
1拍置いて、ゆあんくんは呟いた
ゆあん
えと
勉強会が終わって帰り道
夕焼けがまた長い影を落としている
えと
ゆあん
えと
ゆあん
素直すぎて、逆に反則
えと
ゆあん
えと
沈黙
でも、その沈黙が少しだけ甘かった
るる
るる
るる
雨の日の距離感
下校時間、突然の雨。 傘を持っていない二人は、いつもよりずっと近い距離で帰ることになって。
るる
るる