/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
璃獒
聖美
【今日も俺は空気を吸いに来た】 第1話
どぞ
屋上
俺は、今日も空気を吸いに来た。
毎日のように空気吸いに来るけど
なんの意味があんだよ。
漫画とかは、
【空気は、美味しいなぁ】
なんて言うのもバカバカしい
空気に味なんてしない。
聖美
ｽｩ......ｽｩ...
おっと、誰かいる。
璃獒
俺がいつもいる場所取られた(´・ω・｀)
この人は、なんで外で寝てんだろ。
聖美
ｽｩ......ｽｩ......ん...んぅ.........
聖美
ふぁぁ...
璃獒
_( _'ω')_
聖美
な、なんすか？
璃獒
よく外で寝れるね。
聖美
いや、皆そうじゃないすか？
璃獒
俺はね、寝れないよ。
聖美
な、なんで？
璃獒
だって、外に来るって事は空気を吸いに来たって訳じゃん？
聖美
まぁ、そうすね
璃獒
俺、なんで空気吸いに来てるのか、分かんないんだよね
聖美
空気って美味しいじゃないすか？
璃獒
それだよそれ！
聖美
え？ぇぇ？
璃獒
空気が美味しい。何が美味しいの？
璃獒
なんの味もしないじゃん！
聖美
確かにそうだけど......。
聖美
俺は、空気の事 天然水だと思ってる
璃獒
天然水
璃獒
ふーん...。
璃獒
つまり、君は、天然水を飲んでる感じがするの？
聖美
いや、違う
璃獒
じゃぁ、何？
聖美
天然水を吸いに来た。
璃獒
ちょっと何言ってるか分かんない。
聖美
いや、分かるだろ( ˙-˙ )
璃獒
まぁいいや、ありがとう！
聖美
お、おぅ...
聖美
何がしたかったんだ？あいつは
次の日
屋上
湖絽雲
…zzZ
璃獒
まぁた居るよ
璃獒
よいしょ...
璃獒
_( _'ω')_
湖絽雲
ん？.........
湖絽雲
君、何してるの？
璃獒
見つめてるの。
湖絽雲
何を？
璃獒
君を。
湖絽雲
はぁ...
璃獒
あれ？なんで君も座るの？
湖絽雲
こっちの方が話しやすいでしょ？
璃獒
まぁ、そうだね。
湖絽雲
で？何？
璃獒
えっとね。
璃獒
君は、なんで空気吸いに来るの？
湖絽雲
何かを思い出せる気がするんだよね。空気を吸いに来ると。
璃獒
でもさっき寝てたよ？
湖絽雲
あれは、眠かったから。
璃獒
ふーん...。
璃獒
君は、空と同じ色だね！
湖絽雲
は？
璃獒
優しさが溢れてるよ!!
璃獒
じゃっ！
璃獒
〜♪
湖絽雲
なにあいつ。
璃獒
(*'へ'*) ﾝｰ
天然水と思い出…
璃獒
他にもさーがそ！
璃獒
〜♪
聖美
あいつ、昨日の
湖絽雲
.........元気良いな。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
