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佳奈

はぁぁー…

私は戸田佳奈。 公立中学に通っている中学1年生。

頭も良い方。この前のテストで4位に入った。運動も、テニス部で関東大会出場を果たした。

先生からも褒められる、他の人からは羨ましいと思われるだろう。

しかし、私には大切な部分がないのだ。

私は、人と上手く話せない。

小さな声で話してたら声小さ過ぎ、と女子にからかわれ. まともに話さないので机を蹴られたり。

なんでそこまでするのか分からない。

うざい。…

奏太

おい

奏太

なに溜め息ついてんだよ

佳奈

(…はっ!?聞いてたの!?)[ビクッ]…は?いや、別に?

奏太

これ家建ててから作った壁だもんな。
薄いから声聞こえんだよ

佳奈

ほんと、どんだけ聞こえるんだよ。…

奏太

まっ、それは嘘。お前、部屋のドア閉め忘れてただろ

佳奈

嘘!?…嘘つくなよぉ…
てか、閉めてた気がしたんだけどなぁ…

佳奈

部活で疲れてたからかな

お母さん

[一階の階段から]ご飯よー

奏太

おっ、飯だ。ほら、下りようぜ

奏太

あぁー!カレーの匂いする!よっしゃー!

佳奈

さぁーて、私も行くか。ふぅー…

私の家は、他の人から見たら「お屋敷」らしい。

小さいころは兄・奏太と同じ部屋で過ごしていたが…

大きくなるにつれ、自分の部屋が欲しいと2人で言い出した。

引っ越して5年程?たったかなぁ。 なので、部屋が整ってきたから もう部屋はないと。

でも、私達の部屋がとても広かったので、大工さんにリフォームしてもらった。

奏太

いただきます!

お母さん

いただきます。…あっ、これ辛かった!?

お父さん

ちょっと子供には辛いか?

佳奈

ううん、辛くないよ

奏太

俺も

お母さん

そう、丁度良かったのねー。
これ中辛だけで作ったのよ

佳奈

今まで甘口と中辛だったもんね。

お母さん

そうね。今度から中辛だけにしましょうか。

翌日、学校

佳奈

(はぁ。いやだなぁ、人と話すの。…)

紗英

おはよっ!佳奈ちゃん💕

佳奈

(サエ鍋…!)サエ鍋、おはよぅ

紗英

一緒に教室まで行こっ!

佳奈

うん。

サエ鍋(さえ・サエ鍋はあだ名)は、私の親友。ゆういつ話せる友達だ。 私の話し方の克服を手伝ってくれた。 中学からの友達だ。

でも、部活が違うから時間もあまり合わないし、地区も違うし、紗英は学級委員なので私だけに時間をかける事も出来ない。

しかもクラスの人気者なので、このような朝でしか話す事はない。

でも、紗英は自分から「佳奈ちゃんとはずっと💗親友💗だよ!」と言ってくれた。

いつも迷惑かけてるのに…ほんと感謝の気持ちで一杯だ。

紗英

そういえばさ、昨日の おにぎりTV見た!?

佳奈

見たよ!超面白かったよね!

サエ鍋と話しながら歩く。

やっぱ…やっぱ教室の中に入りたくない。怖い。みんなの視線が…

コツ、コツ、…

教室に近づいていく。

コツ、コツ…

気持ち悪くなってきた。

コツ、コツ…

サエ鍋がドアを開ける。

紗英 [ガラガラとドアが開く]「おはy

佳奈

…ん?

いつもの帰り道。

佳奈

…あ、れ?

夢?

佳奈

[周りを見渡す]いつもの道…?

佳奈

あれ…あれ?

スマホを見る。

佳奈

…え!?

スマホのロック画面を見ると、時間よりLINEの「りさぽん🐻💓」というアカウントからメッセージが来ていた。

佳奈

これって…あの梨沙?

佳奈

嘘だ!…

佳奈

「今日は連絡先教えてくれてありがと!わんこの話超面白かったね😂また話そ!緊張しなくていいよ♪」…って

佳奈

え…?私、あの 梨沙 と…話したの?
連絡先まで交換してるって…

佳奈

そんな記憶あった?

佳奈

ないよね…?何、わんこって…

佳奈

私、何かに取り憑かれてたのかなぁ。

佳奈

……はっ!返信しないと!

佳奈

とりあえず…サエ鍋にLINE送ってる時の感じでいいや。

佳奈

「そうね🤣超面白かったwwありがとう💕また明日!🌙」…話すわけないよね。

佳奈

でも…送っとこうかな。だって、記憶ない時に話してたかもしれないし。

佳奈

はぁ。なんでいきなり夜に…びっくりだよ。

佳奈

早く帰ろ。また明日…でも、緊張する…

佳奈

嬉しいのか悲しいのか…分かんないよ[笑顔か分からない笑み]

続きはパート2で!

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