佳奈
私は戸田佳奈。 公立中学に通っている中学1年生。
頭も良い方。この前のテストで4位に入った。運動も、テニス部で関東大会出場を果たした。
先生からも褒められる、他の人からは羨ましいと思われるだろう。
しかし、私には大切な部分がないのだ。
私は、人と上手く話せない。
小さな声で話してたら声小さ過ぎ、と女子にからかわれ. まともに話さないので机を蹴られたり。
なんでそこまでするのか分からない。
うざい。…
奏太
奏太
佳奈
奏太
薄いから声聞こえんだよ
佳奈
奏太
佳奈
てか、閉めてた気がしたんだけどなぁ…
佳奈
お母さん
奏太
奏太
佳奈
私の家は、他の人から見たら「お屋敷」らしい。
小さいころは兄・奏太と同じ部屋で過ごしていたが…
大きくなるにつれ、自分の部屋が欲しいと2人で言い出した。
引っ越して5年程?たったかなぁ。 なので、部屋が整ってきたから もう部屋はないと。
でも、私達の部屋がとても広かったので、大工さんにリフォームしてもらった。
奏太
お母さん
お父さん
佳奈
奏太
お母さん
これ中辛だけで作ったのよ
佳奈
お母さん
翌日、学校
佳奈
紗英
佳奈
紗英
佳奈
サエ鍋(さえ・サエ鍋はあだ名)は、私の親友。ゆういつ話せる友達だ。 私の話し方の克服を手伝ってくれた。 中学からの友達だ。
でも、部活が違うから時間もあまり合わないし、地区も違うし、紗英は学級委員なので私だけに時間をかける事も出来ない。
しかもクラスの人気者なので、このような朝でしか話す事はない。
でも、紗英は自分から「佳奈ちゃんとはずっと💗親友💗だよ!」と言ってくれた。
いつも迷惑かけてるのに…ほんと感謝の気持ちで一杯だ。
紗英
佳奈
サエ鍋と話しながら歩く。
やっぱ…やっぱ教室の中に入りたくない。怖い。みんなの視線が…
コツ、コツ、…
教室に近づいていく。
コツ、コツ…
気持ち悪くなってきた。
コツ、コツ…
サエ鍋がドアを開ける。
紗英 [ガラガラとドアが開く]「おはy
佳奈
いつもの帰り道。
佳奈
夢?
佳奈
佳奈
スマホを見る。
佳奈
スマホのロック画面を見ると、時間よりLINEの「りさぽん🐻💓」というアカウントからメッセージが来ていた。
佳奈
佳奈
佳奈
佳奈
連絡先まで交換してるって…
佳奈
佳奈
佳奈
佳奈
佳奈
佳奈
佳奈
佳奈
佳奈
佳奈
続きはパート2で!