tg
mz
ak
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02
足音が近づくにつれ、出入り口付近にいた1996の顔は少し青ざめているように見えた。
pr
俺が手で退けた形のまま固まった1994を睨むように顔を上げた主人様は今までに聞いたことのないほど低い声でそう問うた。
tg
今日も今日とて、任務は断れと言っていたのに、どうして今この場に来たのだろうか。
、どうせなら任務終了前に来て、処理まで全部して欲しかった。
ak
1994の腕を掴んで引っ張っていく1996。
mz
1994は俺を睨むが主人様はそんな1994を睨む。 1994は主人様のその視線には気づか無い。
ak
1996がその視線に気づき先ほどよりも強引に1994を引っ張る。 1994も諦めたかのように着いていく、と言うか引き摺られていく。
tg
tg
主人様は少ししょげて俺に言葉を綴った。
pr
pr
照れたように耳まで染めて、俺からフイっと視線を逸らす。 こんな主人様はあまり見た事がない、正直言って
tg
pr
帰った後、俺は真っ直ぐ風呂に向かった。 mzのせいで返り血を浴びまくったからだ。
tg
少し、昔のことを思い出そう。
小さい頃、拾われる前、俺は二度も大切な人を亡くした。
一度目は家族。 兄も母も父も、帰ってきたら首のない遺体で発見された。 吸血鬼は、日光や十字架などに弱く、人が食べるご飯を好まない。 家の前、嫌な匂いがして急いで走った。 でも、日光に焼かれながらもうそこに生きた気配はなかった。
二度目、まだ眠っている親友。 亡くしたとは言えないし言いたくない。絶対に目を覚ます、筈。 吸血鬼は同士で争う事もある。 理由は何であれ止めに入った親友はそいつらに、。 目の前で見ていたのに何も出来なかった。 俺はその場に倒れたらしい。 起きたらそこにはバラバラになった死体と眠る親友。
どちらかと言えばそちらの方がダメージが大きい。
tg
静かな風呂に、小さい呟きが大きく反響する。 親友は、まだ病室で眠っている筈だ。
な
な
まじ御免なさい、R入れるの辞めます。 その代わり近時間ぁだると更新するので許して。
コメント
10件
今回のもの良きかな!!
prtg最高!R入れて!
prtgで尊死… あるちゃが書くprtg好みだぁ、 Rは大好物なんで(?)ありがいいっ! 続き楽しみにしてるねっ