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月乃 星夏
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『どうか私を思い出してください…』
少女の言葉が
頭から離れなかった
私は列車の中へ
足を
”踏み入れる”
すると
窓ガラス
に
小さな
映像が
映った
”笑い声"
”夕焼け"
”誰かと繋いだ手"
懐かしいはずなのに、
思い出せない…
胸が
苦しくなるのは…
「この記憶は…?」
私が振り返ると
少女は
優しく微笑んだ
少女
少女
少女
その瞬間
映像の中の誰かが
こちらを向いた
『約束だよ。絶対に忘れないでね。』
知らない声
なのにー
なぜだか
涙が
溢れそうになる
「私…この人知ってる、?」
少女はなにも答えない
ただ
少しだけ
嬉しそうに
目を細めた
少女
「え…?」
少女
少女
そう言った
少女の体は前より
透けて見えた
コメント
1件
うわ、この第4話、一気に核心に迫ってきた感じがしますね。「思い出せない」タイトルがもう切ない…。映像に映る“知らないはずなのに知ってる誰か”と、声だけの「絶対に忘れないでね」って約束、胸にくるものがあります。少女が透けて見える描写も、彼女自身が記憶の一部、あるいは消えゆく存在なのかと想像させられて、続きが気になってしょうがないです…!