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紡
結愛ちゃんが泣き止んだ後、どこか安全な場所を探そうとしたがどの教室にもアイツらがいる
たけみっち
日向
紡
早く安全な所を探さないと...ここも危ない
その後も私達は頭を捻らしてどうにかしようと考えた
その時
カタッ
紡
今...物音したよね?
まさか...!?もうここも、!
たけみっち
紡
たけみっちも気がついたようで戸惑った視線を送ってきた
私が...この中で一番先輩なんだ、絶対みんなを守る
紡
私はそっと物音の方へと向かった
場地
紡
物音の正体...圭介が現れ悲鳴をあげそうになったがそれは圭介の手によって阻止された
場地
場地
圭介はパッと手を離しそう言った
マイキー
紡
エマ
何度目の驚きだろうか
圭介の後ろからゾロゾロとみんなやってきた
紡
みんなは理科室で隠れてたんじゃないの?
なんでここに?
もしかして理科室も襲われた?
頭の中で色々な疑問が飛び交っていると万次郎が口を開いた
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
今にも泣きそうな万次郎の顔を見て私まで泣きそうになった
みんな私の事を心配してくれてたんだ、、、
千冬
たけみっち
日向
エマ
それぞれがみんな再会を喜びあった
場地
そう言った圭介にみんなは頷いた
紡
でも私はまたみんなに罵倒されるのでは、そう思ってしまった
場地
場地
圭介はそんな私に気づいたのか頭をいきなりわしゃわしゃし
紡
場地
そう、私に微笑んでくれた
紡
紡
場地
私はそれが凄く嬉しくて圭介に抱きついた
紡
一虎
千冬
場地
みんなはそんな様子を見てケラケラ笑っていた
紡
あー、この感じ大好きだな
ずっと...こんな日々を過ごせると思ってたんだけどなぁ
こんなことにならなければもっと大きな声で笑いあってたのだろう
そう、暗い気持ちになっていく
ええい!ポジティブポジティブ!
私は無理矢理ポジティブになり
絶対にみんなで
生き残ってやる
そう決意した
でもそんな願いとは裏腹に
これから先には残酷なものが待っていた
場地
三ツ谷
あの後私達はその場で他愛もない話や結愛ちゃんについての説明など話していた
そのせいで結構時間がたった
ドラケン
ついつい楽しくって...笑
ドラケンの声と共に歩き出そうとした
紡
でもそれは前方に立っている人のせいで止まった
モブA
エマ
エマ
モブAちゃん、
理科室で私を怖がってた子だ...
紡
何となく気まずくなって少し顔を逸らした
しかしモブAちゃんの声で顔は一気にモブAちゃんへと向いた
モブA
場地
何かがおかしい
モブA
胸がザワつく
モブA
マイキー
そう言った瞬間モブAちゃんは目を真っ赤に充血させ全身から血管が浮き出てきた
三ツ谷
わかってしまった
紡
私がそう言ったのと同時に変わり果てたモブAちゃんの背後から大量にアイツらが押し寄せてきた
場地
一虎
一虎の情報を頼りに私達は全力で非常階段がある方へと走った
しかし非常階段へと繋がる扉は
日向
エマ
唯一の逃げ道が無くなってしまった
場地
紡
場地
圭介はそう言ってアイツらの方へと走った
紡
私は結愛ちゃんやみんなと生き残る
そう決めたんだ
武器を握りしめて力のある限りドアノブを殴った
千冬
ドラケン
三ツ谷
急げ、
早く
あと少し
紡
モブA
だがゾンビはもうすぐそこまでに迫っていた
結愛
しまった
抜け出したゾンビが結愛ちゃんの方へと向かっている
ひな達もアイツらを止めるのに必死
あぁ...!!
間に合わな...
モブA
ポタッ
噛まれた
赤い血液が床に落ちてる
でもこれは結愛ちゃんじゃない
だったらだ、れ?
場地
紡
千冬
圭介が、圭介が
噛まれた
紡
場地
場地
紡
圭介はポタポタと流れる血を止め再びアイツらの元へと歩き出した
紡
場地
紡
場地
圭介が何をしようとしているかなんて分かる
マイキー
場地
場地
だって、
一虎
場地
場地
幼なじみだからさ...
圭介はゾンビの元へと突進した
場地
紡
紡
バキンッ!
私は最後の力を振り絞って鍵を壊した
場地
三ツ谷
モブA
場地
場地
圭介の表情は背を向けていて見えない
でもきっと...
きっと笑ってるんだろうな
マイキー
場地
圭介が残りの力を振り絞って止めてくれている間みんな扉の向こうへと向かった
千冬
紡
場地
千冬
千冬
千冬
圭介の元へ行こうとする千冬を必死に止める
場地
千冬
千冬
紡
場地
千冬
場地
千冬
場地
場地
場地
千冬
場地
紡
圭介の最後の力であろう一言
その言葉を合図に私は千冬を扉の向こうへと引っ張った
千冬
場地
千冬
場地
ガチャン