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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで

イカ焼き

どーも主です。

イカ焼き

この作品は主に彰冬となっています。

イカ焼き

またこのお話には微類冬があります

イカ焼き

地雷な人は回れ右でお願いします。

イカ焼き

また、荒らしや通報もお控えください。

イカ焼き

それでは前置きが長くなりました。

イカ焼き

本編へどーぞ

キーンコーンカーンコーン(学校終わりのチャイム)

彰人

冬弥いるか?

冬弥

あぁ、彰人

冬弥

早く行こう

彰人

ん?今日どこかに行く約束でもしてたか?

冬弥

………

冬弥

一緒に新しく出来たパンケーキ屋さんに行こうと前もって約束していただろう?

彰人

そうだっけ?

彰人

それなら行こう

冬弥

早めに行かなければな(苦笑い)

俺の恋人の彰人は記憶障害を持っている

それもただの記憶障害ではなく特定の相手のことを日に日に忘れていくという障害だ

なんで俺になってしまったのかというと障害が発生する前に彰人と喧嘩をしてしまった。

理由は些細なことだった

対戦した相手に対して彰人が敬意を払っていなかったので突っ込んでしまった。

それからは酷い言い争いだったと思う

結局白石や小豆沢に来てもらって彰人は走ってMEIKOさんの店を出ていき

俺は彰人が出ていったあとにMEIKOさんの店で泣きじゃくった

それから40分程たった頃に絵奈さんから電話がかかってきて彰人が事故にあったと連絡が来た

その時のショックで俺になってしまったらしい

けど不便なことは何も無い

彰人にあれこれ思い出させるのは大変だが彰人と一緒にいられるだけでいい

…………………………

それだけで良かったのに…

最近の彰人はおかしい

恋人の俺をほっといて他の男の話ばっかり!

俺も初めて嫉妬がこんなに醜いものだと

それでも嫉妬は止められないのだと知った。

今の俺は彰人にとって恋人ではない

相棒でも友達でもない

最近知り合ったただの他人だ

けど俺は彰人と一緒にいたかった

それだけのために彰人に嘘をついて昔の幼なじみってことにしている

冬弥

あ、彰人

彰人

ん?

冬弥

明日も…一緒に帰ろう

彰人

悪い、明日は恋人と帰る

冬弥

恋人?

冬弥

まだ恋人は居ないんじゃなかったのか?

彰人

あれ言わなかったっけ?

彰人

まぁいいや、

彰人

そーゆー事だから

彰人

今から行くお店もそいつと行こうって約束してたんだよ

彰人

まぁ下見するのも悪くないからいいけどな

冬弥

それならやめておこう

彰人

!?

彰人

いいのか

冬弥

あぁ

冬弥

仕方がないだろう

冬弥

恋人なら…ハハ…

俺は精一杯作った笑顔を彰人に見せる

どんな顔なのか知らないし知りたくもない

彰人

おい冬弥

冬弥

な、なんだ?

彰人

なんで泣いてんの?

冬弥

え?

彰人

何かあったなら相談くらい乗るが

冬弥

いいんだ、気にしないでくれ

冬弥

悪いが今日は用事を思い出して

冬弥

家の方向とも逆だから先に帰る

彰人

おぅ、気おつけてな

冬弥

ありがとう…

俺は全速力で廊下を駆け抜け体育館裏に身を隠す

冬弥

うっうぅっ

涙が止まらない

苦しい…息が…呼吸が荒くなっていくのが分かる

でももうどうでもよかった

彰人に恋人がいるなんて言われなかったし…言ってくれてもいいのに

もう俺は彰人にとってそれくらいの人間ってことなのだろう

冬弥

ヒュッ、、、カヒュッ

冬弥

ウッ…アゥゥ…

冬弥くん?!

冬弥

あ、る、、、い、、先輩、、、

大丈夫かい?!

その後類先輩は数秒で俺の状況を理解したように対応する

ゆっくりでいい

呼吸はできるかい?

吸って〜

冬弥

ウグッ…スゥッ…

はいて〜

冬弥

ヒューッ

それを繰り返すうちに段々と俺の呼吸も整う

冬弥

はぁはぁはぁ

冬弥

類先輩

何かい?

冬弥

ありがとうございました

気にしないでくれ

しかしそんなところにこもって過呼吸になっているようじゃ見つけて貰えないよ

この前も倒れたんだからあまり1人にならずに彰人くんとなるべく一緒に行動したまえ

冬弥

……………

何かあったのかい?

話を聞こうか

冬弥

いえそんな悪いですし

じゃあ彰人くんをここに呼ぶかい?

冬弥

ッ?!それは!

冗談だよ

はなしてくれるかな?

冬弥

…はい

ここで話すのもあれだし

場所を変えようか

冬弥

類先輩のお時間は大丈夫ですか?

ああ

元々急ぎではなかったからね

冬弥

それではお言葉に甘えて

彰冬主題の学園パロ、、、類司もあるよ

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