カレンダーを見て
時計の針を眺めて
こんなに時間って遅かったっけ
早く君に会えればいいのに。
ep.6 絡まり合う糸
健
健
ピッ
大晴
健
健
大晴
大晴
健
大晴
眉をひそめて少し考える姿に
すぐに察した福本は続ける
大晴
健
もう約束してもうたしな…
大晴
斗亜なら分かってくれるて!
健
俺が嫌やねん…
健
あかんよなぁ…
深いため息をついた後
重い足取りで歩き出す
大晴
しゃーないて…
健
健
〜その夜〜
ベッドで横になりながら
スマホのカレンダーと天気を眺める斗亜
斗亜
斗亜
微妙やなーなんか
雨かー
雨やとキャンプとかはできんなぁ
じゃあ遊園地も無理やろ…あとなにある?
斗亜
斗亜
斗亜
斗亜
っと
プルルルル
斗亜
ピッ
斗亜
健
斗亜
斗亜
健
斗亜
斗亜
健
斗亜
斗亜
健
斗亜
健
東京に2週間…
斗亜
そ…っか
仕事か…
えっと…
いつも何て返してたんやろ
喜ばなあかんのに
声が出ない
斗亜
健
健
斗亜
斗亜
健
斗亜
2週間!?
斗亜
健
会話が途切れたら
沈黙が本音を伝えてしまうから
出来るだけ笑顔で
そう思いながら胸が苦しくなった
斗亜
健
斗亜
やめてくださいほんまに!
斗亜
斗亜
これが最後みたいな
空気出すんやもんほんま笑
健
2人で行こうな?
斗亜
斗亜
健
マネージャーからも詳細聞かなあかんからな
斗亜
健
斗亜
斗亜
健
斗亜
健
斗亜
健
ピッ
斗亜
斗亜
1人になった瞬間に
その存在の大きさを思い知らされる
斗亜
斗亜
あーもう…だめや…なんか
誰かに話を聞いてもらいたくて
気づいたらLINEを開いていた
斗亜
斗亜
拓哉
拓哉
拓哉
斗亜
斗亜
今からでも遅ない?…
拓哉
拓哉
拓哉
斗亜
斗亜
拓哉
拓哉
拓哉
斗亜
斗亜
拓哉
拓哉
西村はスマホを枕元に置くと
静かに目を閉じた
〜 学校の昼休み 〜
拓哉
な!斗亜!
斗亜
拓哉
斗亜
あ、ごめん何やったっけ?笑
拓哉
風雅
斗亜
風雅
拓哉
拓哉
風雅
拓哉
風雅
斗亜
拓哉
風さんに返すんやから笑
拓哉
今返してくれるん?😁
斗亜
拓哉
風雅
ガララッ…
拓哉
風雅
拓哉
拓哉
風雅
拓哉
風雅
拓哉
斗亜にこの事言わんといて?
風雅
拓哉
拓哉
風雅
風雅
じゃあとりあえず口止め料で
ミルクティー買うて
拓哉
風雅
焼肉いくらやったと…
拓哉
風雅
ゴクゴクッ
拓哉
風雅
〜 楽屋にて 〜
斗亜
斗亜
拓哉
斗亜
とあの減り早いの絶対あんたのせいやん
拓哉
拓哉
斗亜
斗亜
拓哉
斗亜
スー…
嶋﨑が出ていき少し経った時
楽屋の襖がまた開いた
健
拓哉
健
拓哉
健
じゃあええわーまた
拓哉
健
扉の前で振り返る小島に近づくと
いつになく真剣な顔で続ける
拓哉
健
拓哉
健
拓哉
小島くんと誕生日に会うはずだったとも
健
拓哉
斗亜のこと好きって言ってるのは
拓哉
健
2人の視線が鋭く交わるような
ピリッと張り詰めた空気
拓哉
健
一瞬下げた視線を戻し
グッと拳を握りしめ
意を決したように息を飲んだ
拓哉
拓哉
健
小島は目を見開いて
呆気にとられたような表情で続ける
拓哉
拓哉
拓哉
健
状況を整理しようと首元を触りながら
眉をひそめる
拓哉
拓哉
健
続く…