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その思いを受け継いで

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その思いを受け継いで

1 - その思いを受け継いで

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2019年03月24日

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僕には小さい頃からうーんと可愛がってくれるおじいちゃんが行った...

そのおじいちゃんは、後3ヶ月で死ぬかもしれないなんて...

今日学校から帰ってくると,お母さんは深刻な顔をしていた...

お母さん

話があるの大地...

大地

僕はこの前のテストの事で怒られるんじゃないかと、ちょっと構えた。

お母さんは、口調は静かだった...

お母さん

ねぇ,大地...

お母さん

この前おじいちゃんが入院した時、お母さんは、長生きするように色々見てもらっているのよって言ったわね

お母さん

でもね、じいちゃん思い病気で3ヶ月の命って言われて...

お母さん

大地にはずっと言わないで置こうと思ってたんだけど,やっぱりきちんと話して、じいちゃんと残された時間を大事にして欲しいの

大地

あと3ヶ月の命でってどういうこと?

僕は、頭が混乱してわけもなしトイレに閉じこもって,大泣きした、

お母さん

お母さんももっとおじいちゃんと一緒にいたいわ…

お母さん

でも、人間はいつか終わりが来るのよ。

大地

じいちゃんは、病気の事知ってるの?

お母さん

ううん。お母さんには、言えない

お母さん

悲しむ顔を見るのは、辛いし、それより1日多くおじいちゃんのとの限られた時間を大切に楽しく過ごしたいわ。そのままそっとしとおこうと思ってるの。

大地

うん...

大地は放課後みんなと遊ばないでおじいちゃんがいる病院に向かいました

おじいちゃん

あら大地...

おじいちゃん

いつも来てくれてありがとう💗

大地

おじいちゃんが元気になったら、温泉一緒に行こうねー!

おじいちゃん

うん。そうだね

日に日におじいちゃんは、痩せて行った…

話も食事も出来なくなった...

3ヶ月が経ってしまった…

おじいちゃんは、酸素マスクを付けられてピッ,ピッという機械だけが病室に響いた...

大地

僕は、おじいちゃんの耳元で言った

大地

小さい頃何千回も繋いでもらったおじいちゃんの手だった。

病室にはおじいちゃんの息遣いだけがあった。

僕は、耳元で言った

大地

じいちゃんきっと元気になるよ。もう少したったらきっと良くなるよ。そしたら、じいちゃんの大好きな温泉行こうね。僕が連れててあげるよ。だから元気だしてよ。おじいちゃん。

大地

元気だして。頑張るんだよ。

その時だった...じいちゃんは、無言のままで、この僕の手を弱いながらも握り返してくれた。

その夜僕の手を握りながら天国に旅だった...

部屋を片付けるため枕元を見たら、手紙が置いてあった。

大ちゃんへ お誕生日おめでとういつもお見舞いに来てくれてありがとう。これからもずっと大ちゃんのこと見守ってるよ。

大地

僕は、1ヶ月も先だった、

大地

じいちゃんの温かな、そして強い思いがギュッと僕の胸いっぱい押し寄せた

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