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名前 冴月 蓮華 (サエヅキ レンゲ) 呼吸 神楽の呼吸
蓮華
いつもなら必ず帰ってくる返事がなかった
蓮華
台所の方へ進むと
血まみれになった母の姿があった
お母さん
蓮華
お母さん
苦しそうに何かから逃げる事を命令する
蓮華
お母さん
お母さん
次の瞬間どこかに潜んでいた何かが
勢いよく私のお母さんに飛びついた
私の顔面.服.視界全てに赤黒い液体が飛び散った
目の前でお母さんが悲鳴を上げながら
噛み砕かれていった。
私は殺されていくお母さんを見つめるだけで
逃げる事もできなかった
その時誰かに手で視界を塞がれた
男の人のすごく安心する声が聞こえた。
何が起こったかわからなかった。
けど次視界が明るくなった時には、
さっきの化け物は跡形もなく消え、
お母さんの◻︎体は無くなっていた
目の前に不思議な格好をした男の人が立っていた
私を助けてくれた人だろうか
蓮華
お礼を言わないと
だけど、目の前でお母さんが殺されたショックと
先程の化け物を見た事の恐怖で声が出なかった
頭の中がごちゃごちゃしてどうしていいかわからなくなった。
パニック状態の私に
優しく、暖かい笑顔で私に声を掛けてくれた。
親戚は昔みんな急に行方不明になったそうでいない
蓮華
蓮華
正直何をすればいいかわからない。
けど、私からお母さんを奪った化け物が 憎くてたまらない
だから
蓮華
蓮華
私はお兄さんの言う通り着いて行った
お館様という人の元へ連れて行ってくれた
お館様
煉獄
お館様
煉獄
煉獄
お館様
お館様
お館様
煉獄
お兄さんが居なくなったところで
お館様?がこちらに体を向ける。
お館様
優しくて、心の底から安心できるような 温かい声がこちらに向けられる
お館様
蓮華
蓮華
お館様
蓮華
お館様
蓮華
その後全て教えてくださった。
鬼殺隊の事、
鬼のこと、
私のお母さんを殺したのが鬼だということ。
蓮華
お館様
お館様
もしここで継ぐ子になったら
ずっと頼ってしまって 成長することができないんじゃないか?
そしたら大事な人を自分一人では 守れなくなってしまう。
だったら、、
蓮華
蓮華
お館様は少し驚いた表情をしたあとすぐに
お館様
お館様
お館様
お館様
お館様
そう優しく微笑み掛けられ
今までの感情が溢れ泣きそうになったけど、
もう決めた。
もう絶対に泣かない
もう弱い自分は捨てる。
蓮華