コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
~炎目伝説~
その昔、左右で目の色が違う赤子が生まれた。
その赤子は、やがて月日をえて少女になった。
その少女は、とても美しかった。
そして、その美しさは、多くの者を惹き付けた。
そして、その少女はその国の王子に惚れられ、王子と婚約した。
そうして、少女は富と名誉を手に入れた。
その翌年に、少女は何故か城に火を点けた。
そして、一夜にして城は半分にまで焼け落ちた。 そして、王子と女王が焼死した。
少女は国家反逆者となり、半年後に処刑された。
その後、死体の処理をしようとした。
だが、死体に少しでも触れた者は、どういう訳か翌日に目が無くなっていたという。
それ以降、その地には、両目で違う色を持つ赤子は、忌み子という認識が 強く根付いたのだという。
~炎目伝説、完~