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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

香織

・・・

香織

連絡来ない・・・

香織

心配だな・・・

家に帰ってから、 お風呂、ご飯、ずっと お巡りさんのことを考えていた。

心配でたまらなかった。

それにしても・・・

香織

めちゃくちゃかっこよかった...

顔は勿論、 起き上がらせて貰った時に触れた しっかりした身体が・・・

そしてあのドストライクな声が・・・

大人の男は恋愛対象外だったけど・・・

香織

って、何考えてんだ私は!

香織

バカバカ!

香織

・・・

香織

何歳ぐらいなんだろ?

香織

どこの交番のお巡りさんだろ?

香織

・・・

次の日 百合香と凛に会い、 昨日の話をした。

恐ろしかったのが、 二人にあの場所へ行った記憶が 全くなかったこと。

二人とも 絶対に行ってない、 を繰り返した。

そこへ行こうと話した事までは 覚えているらしい。

香織

(記憶喪失・・・?)

二人には、私を置いていったことは言わないでおいた。

香織

うわ、でっか

高校で出来た親友と久々に遊ぶ事になり、 彼女の大学で待ち合わせ。

私の通っている高校とは、 規模が全然違う。

香織

制服あるタイプの大学か、いいなあ、、

学生

ね、聞いた?ユミのやつ、永先生に告白したらしいよ!

香織

(ヨウ先生・・・?)

香織

(・・・って、先生?!禁断の恋愛?!)

学生

でも格好良いもんね〜気持ちわかるわ

学生

てかなんかエロいよね。

学生

分かる!エロい!それな!

香織

(エロい先生・・・)

学生

でも絶対生徒とか相手にしないタイプだよね

学生

そこがまた良いんじゃない?

学生

あの高い背で見下ろされてさあ!好きだよとか言われたら、、

学生

やーーばーー!!!

香織

(そ、そんなに格好良い人なのか...)

咲良

香織!お待たせ!

後ろからトン!と肩を叩かれて振り返る。

香織

さ、、咲良あああ!!!

咲良

香織〜!!!!

久々の再会で、思わず抱き合う。

香織

ねえほんとに会いたかったよ

咲良

私も会いたかったよ!相変わらずクマ凄いけど...可愛さで何とかカバーしてるね。

香織

あー、うん、寝られないこと多くてね...

咲良

・・・''アレ''?

香織

そうそう、アレアレ。

咲良だけは唯一、 私の''幽霊が見える'' を信じてくれている。

家族でも信じてくれないことを、 信じてくれているのだ。

咲良

大変ね...

香織

うん...

香織

あっ!

咲良

ん?どうしたの?

香織

ヨウ、先生?って、ここの大学の先生?

咲良

ああ、永先生?そうよ、英語の先生。

香織

英語の...へえ...

咲良

どうして?

香織

何か噂されてたよ。生徒が告白したとか、めちゃくちゃ格好良いって。

咲良

ああ〜。まあ、うちの大学おじいちゃん先生多いから目立つんだろうね。

香織

実際格好良いの?

咲良

うん、格好良いよ。見たい?

香織

え!!居るの?!

咲良

うん、見せてあげる!こっち!

咲良に腕を引かれ、 わくわくしながら走り出した。

幽霊はきっと先生が嫌い。

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