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ぼく
雨雲の灯りで
ともだち
瞳をつないで
ぼく
ようやく辿り着いた
ここは大きな日本家屋
ぼく
ともだち
長いトンネルを抜けるまで
ぼく
ともだち
怖かったよね
ともだち
ホッとして
座り込んだ
ともだち
ぼく
酷く汚れた足の裏
ぼく
ともだち
怪我してるのか少し痛いけど
どれが僕の血なのか
わからないね
ぼく
ともだち
大きな山の頂で
貴重な生命
ぼく
ともだち
身を寄せあって
ぼく
温かな温度を抱きしめながら
大きな山の麓には
ひとびと
死者の国
僕らを
見上げては光の玉
届けて
ボストンバッグには
ぼく
ともだち
3日分の服と
ぼく
ともだち
あの子の写真
ぼく
今頃どこかで
ともだち
泣いてるかもねそれとも
笑ってるかもね
新しい亡骸を
峡谷へ落とす
とりたち
鳥たちはすかさず
とりたち
啄んで
とりたち
空高く
運んでく
ぼく
ともだち
毎日の風景
ぼく
ともだち
ずっと続くね
ぼく
ともだち
慣れなきゃ慣れなきゃ
ぼく
ともだち
いきのこりぼくら
ぼく
ともだち
いきのこりぼくら
ぼく
ともだち
いきのこりぼくら
僕
僕
彼女
いきのこりぼくら
僕
彼女
いきのこり......
ぼくら
主
主
主
主
主