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コンタミ
俺の声はもう届かない あれから数日が経過した、海は母さんとの 別れに慣れ今まで通り美しく輝いてる ただ1人深海に沈み死体を抱える男が存在していた
コンタミ
コンタミ
飛んでくる突きの攻撃を足で掴み抑える 怒りに満ちた瞳が俺を見る
コンタミ
コンタミ
コンタミ
男の口から溢れた泡は赤く小さく俺の名前を呼ぶ 突き出していた手を降ろすと2人を貫いた 足が抜ける、力無く倒れた彼は海に消えるだろう
コンタミ
昼頃俺はいつもの岩陰に腰を掛ける パチャパチャと水面を叩いて遊んでいると 楽しげな声が聞こえてきた
コンタミ
らっだぁ
金豚きょー
森から出てきた2人の後ろには 紫のパーカーに顔らしき模様の雑面を着けた男と 異様な雰囲気を纏う女受けが良さそうな男が 着いてきていた、彼らも同じく人外っぽい
らっだぁ
レウクラウド
コンタミ
レウクラウド
金豚きょー
コンタミ
らっだぁ
コンタミ
金豚きょー
レウクラウド
コンタミ
ザバァと海水が流れ落ちる 陸に置いた食材はサメだ、足を退けると 全員が目を丸くした
コンタミ
らっだぁ
金豚きょー
コンタミ
レウクラウド
らっだぁ
シュワーとレウさんが触れた所から海水が 蒸発し結晶化していく ふと、近海さんに手招きされて皆から離れる 少し離れた所に止まると目の前にしゃがんだ
コンタミ
差し出された手を握ると体が 地面についた感覚が伝わってくる 自分が動いていないのに上へ移動すると 海面から離れた
コンタミ
海を四角に切り取った様に海水ごと 陸に上げれると海の隣に着地した、顔は見えない けど笑顔なのが分かる
コンタミ
らっだぁ
金豚きょー
らっだぁ
レウクラウド
用意されたテーブルの上には沢山の食べ物が 並べられている、海の中ではない匂い 知らない食べ物が存在感を発していた
コンタミ
レウクラウド
金豚きょー
らっだぁ
指で摘み口へと運ぶ 噛むとじゅわっと美味しい汁が口に広がった
コンタミ
らっだぁ
コンタミ
金豚きょー
レウクラウド
コンタミ
手掴みで食べていると近海さんに俺の手を掴んだ 海底で見た銀の何かを握らされお肉を刺す
コンタミ
金豚きょー
コンタミ
レウクラウド
らっだぁ
食事が終わると1枚の紙が置かれた 飲んでいた水を置くと手にとってみる 少しザラザラとした感触が指で感じ取れる
コンタミ
らっだぁ
コンタミ
レウクラウド
コンタミ
金豚きょー
らっだぁ
コンタミ
コンタミ
コンタミ
ゴツゴツ痛い岩から起き上がる 近くにいた魚を食べながら支度をしていく 大人になった俺は人間界で職に就きそして働き 働き続け夢を忘れてしまった
コンタミ
泡のように消えてしまった夢を寂しく思いながら 俺は海面へ泳いでいく、今日も働くだけの日
コンタミ
コンタミ
今や暗く冷めきってしまった海は 孤独を知らしめている、海面に行くのは 俺だけだろうななんの為に働くのかも忘れたけど