翔太side
誰か近寄ってくる…
でももう苦しくて意識 保つので精一杯
翔太
涼太
優しそうな声……
反応したいけど体が動かないし 喋れない
涼太
少し応えるように目を向ける
息もさらに苦しくなってくる
翔太
何か言っているみたいだが 声が遠く聞こえてわからない
ギリギリであけていた目を静かに閉じ 意識を手放した
涼太side
数分前
病院に行く途中 やけに人が集まっている所がある
事故かと思い行ってみると 予想通りのようだ
夫婦と見られる大人2人と その子供と思われる男の子1人
男の子の近くではドライバーらしき 人が怒鳴り散らかしている
救急車はもう呼んでくれて あるようだが 応急処置はまだされていない
出血の多いお父さんらしき人に 声をかける
涼太
涼太
翔太パパ
涼太
出来るだけ急いで止血を終わらせ 翔太と呼ばれた男の子の元に行く
翔太君は目はうっすら開いているが 呼吸がうまくできていない
涼太
声をかけると反応するかのように 目が少しだけ動いた
体は動かせないようだ
どんどん呼吸が浅くなっていく
涼太
涼太
涼太
翔太
声をかけ続けるがついに 目を閉じてしまった
その時遠くから救急車の音が 聞こえてきた
大介
涼太
涼太
涼太
大介
涼太
数時間後
翔太
涼太
涼太
涼太
涼太
涼太
涼太
涼太
涼太
コメント
2件
主様物語書くの上手すぎます! すごく引き込まれました☺️ 続き楽しみです!