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ケンマ
ケンマ
ケンマ
ケンマ
ケンマ
と…、嫉妬するのはいつも研磨くんだった。
重すぎる、と梛七ちゃんに引かれたけど 正直これのどこが重いのか分からない。
好きな人に嫉妬されて嬉しくない人なんて 居ないはず……だし。
そうじゃなかったとしても! 私はすごく嬉しい。
逆に私は これまで一度も嫉妬なんかしたことなくて。
研磨くんは言っちゃうと 私以外の人と余り喋らないから。
女の子の影もなくて 安心安心、なんて思っていた…のに!!
付き合って半年が経った今。
私はものすごく もやもやとした気持ちに襲われています。
サトウ
サトウ
サトウ
ケンマ
サトウ
サトウ
ミア
新しく席替えをして、 とある女の子と隣になった研磨くん。
その女の子は佐藤さんって言うんだけど。
色々な男の子と仲良しで、 結構モテモテな子なんだよね。
誰にでも明るく優しいから 女子にも好かれてる…と思う。
あんまりいい噂は聞かないけど…。
まあ誰がともあれ研磨くんに女の子が絡んでるのを 見るのはとても心がモヤモヤする。
この気持ちを言葉に表すなら嫉妬だろう。
距離近いし!!名前呼び捨てで呼んでるし!
なんて自分の中が独占欲で埋め尽くされていく。
ミア
できるだけ見たくない…と思っても どーしてか気になってそちらに視線が行ってしまう。
ナナ
ミア
ナナ
ミア
ナナ
ナナ
ミア
梛七ちゃんの言うロックオンしてる目、は いまいち分からないけど…。
それで本当に研磨くんが狙われてたらすっごい嫌… なんてまた嫉妬の気持ちが大きくなる。
ナナ
ナナ
ミア
ナナ
ナナ
ナナ
ナナ
ミア
ナナ
ナナ
ナナ
ミア
ナナ
ナナ
ミア
ミア
断じて贔屓ではない。
だってほんとに研磨くんかっこいいし!
猫ちゃんみたいで可愛いところもあるし!
魅力は数え切れないくらいある。
ナナ
ナナ
ナナ
ナナ
ナナ
ナナ
目が会った瞬間運命か…。 ビビッとしちゃったのかな!?
ナナ
付け足された梛七ちゃんの言葉で 彼女が伝えたいことをすぐさま理解する。
ミア
ナナ
ミア
運命なら仕方ない、と言いたいところだが 私の彼氏であることには変わりない。
どうしたらいいのかなぁ、なんて 悩んでいるとまたあの二人が視界に入ってきて。
ミア
そこには笑いながら 研磨くんの頭を撫でる佐藤さんの姿があった。
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コメント
17件
▶︎殴る ▶︎焼く 焼くを選択した!! 実行します!!!
さとうぅぅぅぅ💢💢
天才ですか?! 続き待ってます!