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らい
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#ゆあえと
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肘をつきながらえとの顔を覗き込む。
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声のトーンが半音落ちた。世間話のようでいて、どこか探るような響。
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肘をついていた手がぴくりと止まった。一瞬だけ、眠たげな瞳の奥に冷たい光が走る。
けれどそれは、瞬きひとつで消えて、いつもの柔らかい表情に戻った。
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指先で自分のポケット──えとのペンが入っている場所を、とんとんと叩く。
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ゆあんの声は穏やかなままだった。穏やかなまま、だった。
けれど組んだ脚のつま先が微かにリズムを刻んでいるのは、苛立ちの兆候だと気づける人間はこの教室にはいない。
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身体ごとえとの方に向き直る。机に肘をつき、ぐっと顔を近づけた。
シャンプーの匂いが届きそうな距離。
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質問の形を取りながら、その声はあくまで軽い。軽いのに、逃がさない圧がある。
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ゆあんの目が一瞬だけ細くなった。それから、ふっと息を漏らして笑う。
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安心、ではない。けれど指先のリズムが止まった。胸ポケットのペンをまた無意識に触る。
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ゆあんは身体を崩さないまま、さらに顔を寄せた。えとの前髪が息で揺れそうな距離。
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昼休みのチャイムまであと十分。教室の騒がしさは変わらず続いていたが、ゆあんの声だけが妙にクリアにえとの耳に届く。
周囲の女子達がまたひそひそと顔を寄せているのにも関わらず。
長いまつ毛を伏せて、ゆっくりと瞬きした。
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えとの無邪気な問い返しに、ゆあんはゆっくりと瞬きした。まつ毛の影が頬に落ちる。
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はぐらかすように首を傾げた。けれど目は笑っていない。正確には、笑っているのだが、その奥にある温度が高い。
コメント
14件

最高っすね
続 き 楽 し み に し て た ‼️ 😻💖 ほ ん と に 内 容 が 細 か く 書 か れ て て 一 話 ず つ の 満 足 感 す ご い ‼️ 🎵⭐️ ˊ˗ 🐔 裙 嫉 妬 ⁉️ 🥹🥹 🐔 裙 か ら の 🍫 彡 へ の 気 持 ち 可 愛 す ぎ る 🤦♂️🤦♂️ 結 構 嫉 妬 深 い と こ と か ギ ャ ッ プ 萌 え ‼️ ❤️🔥🎀
お二人の距離感、すごく繊細に描かれてますね。ゆあんさんの「俺のために取っておいて欲しかった」という台詞が、胸に刺さりました。軽い口調の裏にある温度差がたまらないです。目は笑ってないのに笑顔を作るところとか、指先のリズムとか、そういう細かい描写に心掴まれました。次が気になります🌷