私は子供の頃から感情が無かった。
生まれつきか、はたまたそれが自分の感情なのか。
私は顔面偏差値だけが高くて。
学校ではミステリアスな少女として
扱われていたらしい。
有栖
スタスタスタ
優花
あ!そこの君〜!
有栖
(なに?着いてくる、、速く行くか。)
有栖
スタスタ(((((,・-・)
優花
待って!そこの赤髪の!
有栖
(私?)
優花
止まって〜!
優花の友達
優花、やめときなって〜!
優花
(*´ ˘ `*)♡エヘヘ
でも気になるんだ!
でも気になるんだ!
優花の友達
流石の優花でもな〜。
優花の友達
あの【静かな国の有栖】だよ!
有栖
(誰それ、?)
優花
タッタッタッタ
優花
やっとぉ、追いついたぁ。はぁっはぁっ
有栖
大丈夫ですか。
優花
うん!大丈夫〜!
有栖
用はなんですか?早く帰りたいんですけど。
この時は年齢に比べて大人びていた
優花
君の名前は有栖ちゃんだよね!
有栖
はぁ。そうですが。
優花
チョー可愛い!
有栖
は?
有栖
(何を急に言うんだこの人、、)
優花
まあまあ!
優花
それは本題じゃないよ〜!本題はこれから!
優花
【華町 有栖】ちゃん!お友達になってよ!
有栖
分かった。でもこれだけは覚えて。
私には多分感情が無い。
私には多分感情が無い。
優花
そうか!分かった!感情を取り戻して欲しいんだね!
有栖
(は?なんでこうなった?)
優花
私頑張るからね!有栖!
優花
タッタッタッタ
その人は風のように、消えてしまった。
有栖
(足速いな)
その奥でこんなことが聞こえた。
優花の友達
ねえ〜。優花!ほんとに仲良くするつもり?
優花の友達
切り捨ててもいいんだよー?
優花の友達
あんなやつ。
有栖
(予想していた。人気者に関わると嫉妬者が出てくる)
有栖
(仕方の無いこと。)
優花
、
優花
うーん。でも〜!
優花
ミステリアスって不思議だね!
優花
有栖ちゃん、でも可愛かったよ!
有栖
(そんなものお世辞だ。分かっている。分かっているのに、)
有栖
(期待してしまう自分が、居る)
有栖
(これが感情?)
有栖
(だけどまだピースが足りない)
有栖
(ジグゾーパズルの全てが埋まるまで。)
有栖
(あの人と一緒にいてあげるか。)
有栖
(あ、でも)
名前、聞き忘れたな…