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なおきりさんは、微笑んだ。 ゆっくり、丁寧に、私を壊していくように囁く
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唇に、指に、首筋に、痕を刻みながら
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NA_🌷
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私も、それを心から受け入れた。
何もいらない。 なおきりさんさえいれば、生きていける
いや--なおきりさんがいなければ、生きていけない
そんなふうに私たちは、完全に壊れた
もう、元には戻れない
2人きりの、小さくて、歪んだ、完璧な世界の中でーー
永遠に愛し合って、腐っていく。
一方、その頃。
シェアハウスのリビングでは、異変に気づいた空気が流れていた
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たっつんさんがソファに沈みながらぽつりと呟いた
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ゆあんくんも心配そうな顔をしている
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えとさんも眉を顰める
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その言葉に、場の空気が重く沈んだ
不自然だった。 どこか、怖かった。
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たっつんさんが立ち上がろうとする
ーーその瞬間
ドアが ガチャリ と僅かに開いた
廊下の向こう、ほんの一瞬だけ見えた
なおきりさんの腕に、すがりつくようにしがみついていた、のあさんの姿
その白い手首には、--うっすらとした傷
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ガチャン!
ドアが閉められる
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J_🦖
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のあさんはなおきりさんに抱きつきながら、泣きながら、自分の爪でなおきりさんの肩を引っ掻いていた。
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なおきりさんは少しだけ苦しそうに笑った
血が滲んだシャツの下で、赤い線ができている
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のあさんは、自分の指先を、なおきりさんの指にそっと触れさせた。
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なおきりさんは、苦しそうに震えた手で、のあさんの細い腕を掴む。
その手は、優しいわけじゃなかった
強く、強く、あざになるほど、のあさんを縛った。
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言葉と一緒に涙がこぼれる
痛みと、愛しさと、恐怖と、幸福がぐちゃぐちゃに混ざっていく
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NA_🌷
2人はお互いに確かめるように
噛み付くみたいに、傷つけ合いながら抱き合った
愛してる
愛してる
愛してる
痛みでしか、もう伝えられないくらいに