一ノ瀬くんは溺愛される ．

少し前、冬空に借りたジャージ。

俺は返せずにいた。

もちろん返さないといけないのは 十分分かってる。

だけど、

染み付いた冬空の匂いが大好きで。

珍しく俺が、その… 自慰行為をしてしまった程だ。

洗濯機に入れることもなく、 ベッドに置きっぱなし。

こんなこと冬空に知られたら 嫌われるだろう、そう思い 何も言っていない。

ｳﾞー…

スマホから通知音がして見てみると、 冬空から。

俺はそれが嬉しくて嬉しくて。

『いいよ』と、すぐに承諾した。

冬空と雑談を交わしながら、 お菓子を食べている時。

冬空はベッドの上を指さす。

これだけはそのまま持たないでほしい。

絶対どっか、白いのついてる…から、

冬空の手が、ジャージを掴んだ。

俺が取り返そうとしても、 身長差のせいで届かない。

どうしよう。恥ずかしい。

恥ずかしすぎる。

冬空の言葉に、俺は顔を真っ赤に染める。

冬空は俺の肩を掴んで、 顔を覗き込んできた。

確かに、冬空とは体を繋げたことがない。

絶対優しくできないからだめ、 って言われ続けている。

俺は冬空にお姫様抱っこされて、 そのままベッドに下ろされた。

自分の鼓動ばっかり、すごく聞こえる。

するする、っ

冬空は俺の腰をなぞりながら言う。

冬空の近くに行くと、 冬空は俺のをしごきはじめた。

しゅこ、しゅこ…

それに触れようとしても、 緊張してなかなか触れられない。

て言うか、冬空に触られてるから 頭も回らなくて。

つ、と少し触れれば、 そこからは早かった。

なんで冬空、こんな余裕なの。

俺だけ気持ちくなってんの、やだ…

冬空は俺を押し倒して、手の速度も上がって。

いっぱい上擦った声が出て、恥ずかしくて。

まって、やばい、いきそう、

いつもの冬空じゃない。

こわい、

冬空は俺のそれを握る。

冬空の目の色が変わって、 俺は思わず涙目になってしまった。

ﾋﾞｭﾙﾙﾙﾙﾙｯ、

冬空の手が離れたことで、 俺は一気に達してしまった。

冬空の目が普通に戻る。

いつもより少し長めでした！

投稿遅くなってしまいすみません💦