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フォロー失礼します( .. )♡ 今全部のストーリー読んでいってるんですけど最高すぎます🤦🏻♀️
ゆう
ゆう
ころん
さとみ
るぅと
ゆう
・nmmn 苦手な方注意です
ガラガラ
さとみ
ころん
さとみ
まだ僕に警戒心があるのか、 目を見て言ってくれない。
それからお互いに特に話す事は無く、 静かな時間が過ぎていく。
たまに静かに言葉を交わして、 さとみくんは薬の副作用なのかすぐに眠ってしまって。
その隣で編集を進める。
もうだいぶ日が沈んだ頃。
静寂を破ったのはさとみくん。
さとみ
ころん
さとみ
ころん
さとみ
「死にたい」じゃなくて、 「消えたい」と言ったことに少しの 安堵を覚える。
さとみ
それは、僕と居たくないということ だろうか。
ころん
さとみ
ころん
期待してた。
僕との思い出を沢山話せば、 漫画みたいに、小説みたいに、 思い出してくれるって。
さとみ
さとみ
さとみ
ころん
そんな事ない。
つい数週間前デートしたさとみくんは今ここにいるさとみくん。
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
ころん
さとみ
ころん
さとみ
さとみくんからしたら、僕は嘘つき。
僕が話す思い出は、さとみくんには "嘘の世界"に見えるんだ。
でも、ごめんね。
そんな嘘ばかりの世界でも、 さとみくんには傍にいて欲しい。
ころん
ころん
さとみ
ころん
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
ころん
結局僕は、自分が安心するために さとみくんに思い出を話してたんだ。
「絶対思い出してくれる」
そんな期待を証明するために。
ころん
ころん
さとみ
ころん
記憶はどうやっても戻らないのは 分かったから。
何も知らなくていいから。
もう一度、貴方の大切な人になりたい
僕はずっと貴方の隣にいるから。
さとみくんは俯いていて表情は 見えない
だけど、静かにぽつりと、
さとみ
そう言ってくれた。
ガラガラ
ころん
ころん
次の日、僕がお見舞いに行くと、 知らない人がいた。
さとみ
ころん
るぅと
ころん
ゆう
るぅとくんは優しそうな背の高い 好青年だった。
ころん
るぅと
ころん
さとみ
るぅと
るぅと
ころん
顔と名前覚えられてただけでも、 ちょっとだけ羨ましい。
さとみ
るぅと
ころん
るぅと
るぅと
ころん
さとみ
「彼女だよ」ってすぐ言ってくれない のが悔しくて悲しい。
不思議そうな顔でるぅとくんは 見つめてくる。
その純粋な瞳を見てられなくて。
ころん
嘘をついた。
…いや、さとみくんからしたら 嘘じゃないかな。
友達以上、恋人未満って思ってる だろうし。
いいなぁ、るぅとくんは。
"幼馴染"っていう、明確な関係が あるのが羨ましい。
僕はさとみくんのなんなんだろう。
そんな僕の疑問は、 「ゲームしませんか?」というるぅとくんの声で掻き消された。
家に着くと、LINEを交換したばかりの るぅとくんから「楽しかったです!」と届いていた。
「僕も。またあそぼ」と送信して、 ため息をつく。
僕とさとみくんの関係を聞かれた時の彼の表情が忘れられない
ころん
困ったような、悲しそうな、 迷っているような、そんな表情。
もう少し、彼と一緒に居たら。
仕事なんて辞めて、彼とずっと 過ごしていたら。
デートの日、恥ずかしがらずに 「僕も好きだよ」ってすぐに 言えていたら。
るぅとくんみたく、 全部は覚えてなくても「彼女」ってことは覚えててくれたのかな。
…それ以前に、
信号無視のトラックに僕が早く 気づけていれば。
今でもこの家には彼の手料理が 並んでいたのかな。
後悔しても無駄なことを悶々と考えながら、買ってきたコンビニ弁当を 机に並べる
ころん
今の関係はきっとさとみくんは 嫌だろう。
知らない人から、急に彼女だなんて 言われて。
ころん
考えていた。
"彼女"じゃなくて、"友達"なら、 さとみくんはもっと笑顔を見せてくれるんじゃないかって。
「ずっとそばに居る」と言ったけど、 これは恋人じゃなくてもいいことだ。
今の状態はお互い苦しいはずだから。
別れ話は、僕からしないと。
LINEを開いて、 「さとみくん」の文字をタップする
ころん
話、あるんだけど。今いい?>
<うん、なに?
ころん
別れよ、ぼくたち>
数秒間があって。
<ころんはいいの?
いいわけない。けど、
今の状況はお互い辛いっしょ>
<まぁ、そうかもな。
「別れたくない」って 言ってくれてもよかったのになぁ、 なんて、思ってしまう。
だけどそんな想いを押し殺して。
親友としてこれからもよろしくね>
<ん、こちらこそ
こういう時に限って、楽しかった 思い出しか僕の中に残らない。
その日は頬に伝う冷たい雫を止めることができなかった。
泣き腫らしたぐちゃぐちゃな顔を 見られたくなくて、次の日から さとみくんの元に行かなくなった。
るぅと
色が落ちた花を取り出し、 赤色のバラを花瓶に挿しながら言う。
さとみ
るぅと
ころちゃんが来なくなって 2週間が経とうとした頃。
なんとなくさとみくんも寂しそうだし家に行ってころちゃんを連れてきたい
でも僕がころちゃんに会ったのは あの日1度だけで、住所なんて聞いていない。
さとみくんは忘れちゃってるし。
るぅと
さとみ
僕がため息をつこうとした刹那、
さとみ
るぅと
頭部を強く押えて前屈みで蹲る さとみくん。
さとみ
るぅと
さとみ
急いでナースコールを押すと、 ドタバタと数人の看護師と医師が 入ってきた
頭痛は患者さんはよくあるらしいが、 さとみくんの場合記憶喪失も相まってたくさんの検査が必要。
そのため集中治療室という部屋に 移動になった。
一応ころちゃんにもその事を伝える
さとみくんは少しの間集中治療室に います >
前の病室には居ないので気をつけてくださいね〜>
既読だけがついて、返事が くることは無かった。
ゆう
ゆう
ゆう
ゆう
ゆう
ゆう
ゆう