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いつもそうだ
いつも大事な用事がある時に限って 邪魔してくる
しかも今日にいたっては最悪だ
なぜなら今日は 僕人生初の
女の子と二人っきりの お買い物
しかも相手は
好きな人
なのにあいつは いつもいつも 空気を読まずにやってくる
そう、
この突然やってくる
予知
ピ……ピッピ…ピピッ…
ピピ…ッピ…ピッピ…
ピピピッピピピッ ピピピッ
陽介
ピピピッピピ… ガチャ
陽介
陽介
陽介
母
母
母
陽介
そう言って俺はベッドから降りて 一階のリビングに向かった
階段の真ん中あたりまで降りたところで 母さんが靴を履いていた
母
母
陽介
母
陽介
母
母
そう言って母さんは玄関のドアを開けた
ドアが半分くらい閉まりかけたところで 母さんが何か思い出したらしく 振り返って
母
陽介
母
陽介
母
バタン
陽介
陽介
陽介
そう言って リビングに 背を向けた
その時
陽介
くらっ
陽介
突然立ちくらみがやってきた
陽介
視界がどんどん狭くなっていく
そして周りが真っ白になった
陽介
そう思いつつ 陽介の意識は 遠ざかっていった…
僕の名前は桜井陽介
高校一年生だ
今からみんなに 僕の自己紹介を聞いて欲しい
身長176.2cm
体重62.3kg
得意科目 化学
苦手科目 古典
好きなスポーツ 硬式テニス
好きな食べ物 シュークリーム
これを聞いてみんなはどう思った?
普通だな〜〜 って思ったでしょ?
でも僕には 普通の人にはない 特殊能力を持っている
それは……
予知能力
これを聞いてみんなはこう思ったはず
え!? ムッチャ羨ましっ!
でもみんなが思っているような 予知能力ではないんだ
なぜならこの予知能力…
「突然」発動するのだ!
これを聞いてみんなはこう思ったはず
え!? ムッチャ無能やん!
そう、その通り
ムッチャ無能やねん!
しかも予知能力が発動する時必ず
立ちくらみ が起こる
そして視界がどんどん狭くなって
最終的に周りが真っ白になる
その時に予知する
だから 予知能力の中でも 予知夢系なのだ
まぁともかく
僕はこの予知能力と 一生付き合わなければならないのだ
考えただけで萎える
そして毎回思う
予知能力と付き合うより
彼女と付き合いたい!
僕は 年齢=彼女いない歴の人だ!
でも僕はもう高校生だ!
そろそろ出来ても良いんじゃないか?
そう願いたい…
でも僕は知らない…
この無能な予知能力が 素敵な恋を運んでくることを…