麻莉亜
ねぇ、私たち、
いつまでも一緒だよね?
いつまでも一緒だよね?
和輝
ああ、一緒だよ😃
麻莉亜
約束だよ。
和輝
おう❗️
それから数日後のことだった。
和輝の親
まっ、麻莉亜ちゃん
和輝の親
早く来て、
和輝の親
和輝が....
えっ
体中に電気が走った。
そして冷や汗が止まらなくなった。
何も考えられなかった。
いや、考えたくなかった。
麻莉亜
まっ、まさか....ね。
そのことを考えていたけど、 和輝に会いたい 会わなきゃいけない。
そのことが頭をよぎった。
そして、無我夢中で走り出した。
病院へ駆けつけると、和輝のお母さんがいて、
和輝の親
和輝が....和輝が..
と、涙を流していた。
嫌だ。嘘。まさか。
頭が混乱していると、
和輝の父
麻莉亜ちゃん...
ちょっと.....
ちょっと.....
と、申し訳なさそうに言った。
その後のことは、もう、あまり 覚えてない。
和輝のお父さんは、
和輝の父
妻から頼まれて、おつかいにいっていた。その帰りに、
和輝の父
和輝の父
大型トラックにひかれた。
麻莉亜
えっ
和輝の父
病院に運ばれた時にはもう、
遅かった。
遅かった。
麻莉亜
そういわれた時、 頬に涙が伝った。
和輝の父
妻は、私のせいだっていって
泣いてばかりなんだ。
泣いてばかりなんだ。
麻莉亜
えっ....
ここまでだ。 覚えているのは。
それから、数ヶ月たったある日のこと、
和輝
麻莉亜。
麻莉亜
えっ、だっだれ
この声は、まさか
麻莉亜
和輝?
和輝
ああ、そうだ。
和輝
ゴメンな、死んじゃて。
麻莉亜
ほっ、本当なっなんで死んじゃったの?
和輝
本当にごめん。
麻莉亜
ずっと一緒にいるって言ったじゃん。
麻莉亜
嘘つき。
和輝
ゴメン。
麻莉亜
私は、だれと結婚すればいいのよ。
和輝
うん。
和輝
ゴメン。
麻莉亜
私は、和輝って決めてたんだから。
和輝
今日は麻莉亜にお願いがあって来たんだ。
和輝
オレはもう、この世にいない。
だから、他の奴と幸せになってほしい。
だから、他の奴と幸せになってほしい。
麻莉亜
ちょっと、それ..
和輝
自分勝手だよな。ゴメン。
和輝
でも、俺は、もう、幽霊なんだ。
和輝
そんな俺の夢はな、
和輝
麻莉亜に幸せになってほしい、
和輝
ってことなんだ。幸せにするのが俺じゃないのは、悔しい。
和輝
だけど、麻莉亜が幸せになってくれれば、それでもいい。
麻莉亜
和輝.....
涙がぼろぼろこぼれてきた。
和輝
今まで、本当にありがとう。
和輝
幸せになれよ。
麻莉亜
私こそ、ありがとう。幸せになってみせるよ。
この声は、君に届いたかな。
その3年後、私は、和輝じゃない人と結婚して、子供を産んだ。
男の子だった。
名前は、
麻莉亜
和輝❗️
和輝、幸せになったよ。