TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

信頼、記憶、相棒、喪失

一覧ページ

「信頼、記憶、相棒、喪失」のメインビジュアル

信頼、記憶、相棒、喪失

第6話 - 第5話もしもこのまま

151

2023年08月15日

#プロセカ

#冬彰

#彰冬

しょうふゆ

シェアする

この作品はいかがでしたか？

151

しょうふゆ

プロフィール

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール

テラーノベルのスクリーンショット

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

ホーム

検索

通知

本棚

投稿遅くなってすみませんリアルで忙しかったので…… 次こそ遅れないように頑張ります！リアルと両立できるかな…… では、本編どうぞ！

第5話もしもこのまま

彰人

(気まず………この人と2人………早く杏達帰ってきてくんねえかな………)

今の彰人からすれば、初対面である冬弥と2人きりはとても気まずい状況だった。

彰人

(でも……何か話さねえと………)

冬弥

あ、……あの！

彰人が口を開こうとするより先に、冬弥が彰人を呼んだ。

彰人

………ｯはい、どうしました？

冬弥

えっ、と………俺の事、やっぱり覚えてない、ですよね……

彰人

あ、ああ………なんか、すいません………

冬弥

いえ、お構いなく……気にしないでください

再び沈黙。

彰人

(気まず………つーか、何で4人で飲み物買いに行くんだよ)

どちらも口を開くことなく、淡々と時間だけが過ぎていった。

彰人の病室の前

彰人と冬弥に『飲み物を買いに行く』と嘘をついて部屋を出てきた絵名・瑞希・こはね・杏の4人は、病室の前で2人の会話を盗み聞きしていた。

絵名

全然喋らないんだけど………

杏

なんでだろ……やっぱり2人にするべきじゃなかったかな……

瑞希

大丈夫だって、絵名、杏！2人共気まずいだろうけど、冬弥くんが色々考えてると思うからさ！

杏

まあ、それもそうだよね〜

絵名

こはねちゃんごめんね？勝手に連れ出して来ちゃったけど

こはね

い、いえ！私は大丈夫です！私より、青柳くんの心配をした方が………

杏

そうだよね………

瑞希

そろそろ戻る？時間もいい頃だよ

絵名

そうね………そろそろ戻ろうか

ｶﾗﾗﾗﾗ(ドアの開く音合ってる？)

絵名

お待たせー

杏

お待たせ、彰人、冬弥！

こはね

待たせちゃってごめんね！

彰人

おう、遅かったな。つーか、飲み物買いに行ってたんじゃなかったのかよ？

瑞希

それがさー、病院の自販機、あんまりいいのなくて。辞めよっかってなったんだー

彰人

ふーん………そうか

話題がなくなったのか、全員が沈黙する。時計の秒針の音だけが響く中で、冬弥は1人、考え込んでいた。

冬弥

………………

冬弥

(もしこのまま、彰人が俺の事を思い出さなかったら、俺はどうなるんだろうか……)

冬弥

(Vivid BAD SQUADを抜け＿＿いや、考えない方がいいな)

──や、

冬弥

(しかし、本当にそうなってしまった場合……俺は一体どうすればいいんだろうか……)

──くん、────や！

冬弥

(ストリート音楽1本でやっていくと父さんに言った以上、クラシックに戻る訳にもいかない……)

冬弥

(俺は、一体どうするのがいいんだろうか……)

冬弥！！

冬弥

───っは！…すまない、どうした白石

杏

大丈夫、冬弥？何回も声掛けたんだけど……

こはね

何か考え事？

冬弥

………いや、なんでもない。気にしないでくれ

絵名

そんな事言われても………

瑞希

先刻、冬弥くんの難しい顔見ちゃったからなあ……何か考えてたんじゃない？弟くんとの事？

冬弥

………ｯ！

杏

そっか………ま、今日はとりあえず帰ろ！夕方になってきてるしさ！

彰人

本当だな、いつの間に

絵名

じゃあ彰人、私達帰るから

瑞希

明日も、もしかしたら来るよ〜

こはね

また明日ね、東雲くん！

杏

ばいばーい、彰人！

冬弥

あ、えっと………

彰人

………お前、オレの相棒なんだろ？

冬弥

え？………ああ、そう、だな

彰人

なら………また明日な、冬弥

冬弥

…………！！ああ、また明日、彰人