桃 青 集 .

躾／桃青

僕は家を飛び出した

とにかく今は桃くんから離れたい

その一心で暗闇の道を駆け抜けた

この時間に訪問するのは流石に迷惑だよね

‥野宿でもする？

そうだ＿。

ｶﾞﾁｬ

長い付き合いの大親友ならきっと許してくれる

そう言って、黄くんは暖かいミルクココアを出してくれた

‥温かい

なんか‥、桃くんに包まれてるみたい

ﾁｬﾎﾟﾝ‥

僕はひとつため息をつく

これからどうしよう

考えれば考えるほど頭が痛くなる

考えるの疲れちゃった

そろそろ上がろうか‥

黄くんのパジャマは凄く大きくて

肩は出てきそうだし

嫌でも萌え袖になってしまう

そんなことを言ってもしょうがない

服を着替え

黄くんがいるリビングに向かおうと足を踏み入れた

ドアノブに手を当てようとした途端に

黄くんの鋭い怒号が聞こえてきた

え‥、今深夜だよ？

夜だよ？

近所迷惑にならない‥？

え‥？桃くん？

手が滑ったおかげでドアノブが回り

ドアが開いてしまった

僕は恐怖のあまりに黄くんに助けを求めた

瞳に光が消え

低い声のトーン

‥明らかに怒ってる

ﾊﾞﾀﾝ‥ｯ

黄くんの家を出ていき

帰路に辿って歩いていく

今までされたことのない強さで手首を掴まれ

『痛い』と訴えてもその手を緩めることもなく

僕を引っ張り、

無言で歩いていく

歩く振動で手首が擦れ余計に痛む

ｶﾞﾁｬ

家に着いても桃くんは無言のままだった

今の桃くんの表情を見ても瞳に光がなく

恐怖がより込み上がっていき

僕の頬をまた濡らす

リビングに行こうとドアノブに手を置いたが

再び強い力で僕を引っ張り

寝室へと向かった

ﾎﾞﾌ‥ｯ

ベットが見えてきたところで乱暴に投げつけられた

いつの間にか僕の手首には手錠が付いていた

‥予想は出来ていた

この後酷いことをされる

だから逃げられないように拘束をしたのだろう

ここではじめて桃くんが口を開いた

頬が冷たい

あ‥桃くんの手‥？怖‥い‥ｯ

ひとつひとつボタンを外され

手馴れた手つきで服を脱がされていく

【ガイド】躾→しつけ

【ガイド】煩い→うるさい

無理やり僕の口を開かせ

激しく舌を絡めてくる

どんなに苦しくても止めてくれない

きっとこの先もそうだろう

‥ｽｯ

僕が油断をしてる隙に

脚を開かれ

声を放った時には

もう手遅れで快感で溢れていた

桃くんは意地悪で僕が一番弱いところを永遠と突いてくる

とうとう僕の身体も壊れていき

10秒に1回、2回身体が跳ね上がる

少しでも気を抜くと

意識が飛んでしまいそうなところまで来ていて

体力的にも限界を感じていた

今まで何十回以上身体が跳ね上がった中で一番跳ね上がった

白い液体は徐々に出なくなっていき

身体が跳ね上がるだけになっていった

❦ℯꫛᎴ❧