緑に染まる。

君の右腕になる

これ言ってからもう一週間。

最初は抵抗されてほっぺｸﾞﾆｨ⤴️ってされたけど

だいぶ打ち解けてきた。

セラフィさんの家から学校は地味に遠い。

僕は毎回走ってのギリギリ登校。

先輩に担がれてぎょっとする。

こんな華奢なのに僕の事持ち上げるとか、、、、筋肉、、

なんだかんだあって夕方

「明日の授業参観ジルちゃんはパパとママどっち来るの？」

「やめなよw親居ないんだってw」

「あwそうだったわ～wごめんぴ♡」

「アハハハハwww」

バシャッ

障害者。

そうだった。僕は障害持ちなんだった。

異常なんだった。

皆と違うんだった。

(夕方です)

親は2人とも病気で死んだ。

僕もそれの後遺症でインク濃度がおかしくなった。

今まで良く頑張ったよ僕。

でもでもまだやれるでしょ？

ダメ元で聞いてみるか

止めてそれ以上言わないで

授業参観当日

家族とか、僕に対する侮辱かよ、、、

セラフィさん来てないね、やっぱり。

セラフィさん、、、、。

バンッ

皆、音のした方を向く。

セラフィさんは親達からの視線を感じたのか、行ってしまった。

はぁ？正気かお前らぁ、、、？

てか離せよ、、、

女子１人が小さく悲鳴をあげてひっくり返った。

セラフィさんの肩をぎゅっと掴む。

ふわっ、と柔軟剤の匂いがした。

もやもやした気持ちは、消え去っていた。