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僕の1番最初の記憶、

それは、新しい両親との対話だった。

五条 透

初めまして奏璢、私の名は五条奏叶。

五条 透

君の父親さ。(ニコッ

目の前に居るのは、現五条家当主とご婦人。…そして、血の繋がりが半分しかない僕の兄。

此奴があの女の子供か?

けっ、無愛想な野郎だな。

奏璢

…初めまして、奏璢と申します。以後、お見知り置きを…。

奏璢

(この人が僕の兄…どこからどう見てもただの人間だな…。)

奏璢

(本当に、最強なのだろうか)

(イラッッ

この餓鬼、ぜってぇ失礼なこと考えただろ…(イライラ

奏璢

…そんな、滅相もございません……。

奏璢

(…エスパーですか?怖い……。)

五条 咲李菜

そうよそうよ!!奏璢がそんな事考えるわけないでしょ?!!!(ギュッッ

奏璢

わぷ……。

奏璢

(チラッ

この御方は当主の本妻の五条咲李菜様。凄い量の呪力量を所持し、呪術界では巫女と謳われる御方だ。

奏璢

(…暖かい……。)

クソババアが(ボソッッ

五条 咲李菜

さ・と・るぅ??

五条 咲李菜

おいこら糞ガキ、聴こえてんだよ。ピーしてピーしてピーピーピーピーピーピーピーピーピー。

奏璢

………………?

奏璢

(新手の呪文……?)

五条 透

おいおい、奏璢もいるんだぞ?(笑)

奏璢

奏叶様、咲李菜様が言っているのはどういった意味なんですか?

五条 透

……奏璢は、そのままでいてくれ…。

奏璢

五条 透

それから奏璢、私の事は「父さん」と呼んでくれ。

奏璢

わかりました、父様。

五条 透

うッッッッ。

奏璢

と、父様……、?(汗)

五条 咲李菜

あ〜、だいじょぶよぉ。

ギギギ

五条 咲李菜

うちの悟、奏叶の事1回も父親呼びした事ないんだもの。

五条 咲李菜

その反動と、奏璢の可愛さにやられたのね。

奏璢

(…よくわかりませんが、僕のせいではないからいいか。)

奏璢

え、っと……とりあえずは大丈夫なんですね?

五条 咲李菜

大丈夫大丈夫〜。(笑)

ギュゴッ

ちょ、はな、タンマタンマ!!!!!!

俺窒息死するって!!!!!!!

五条 咲李菜

そんなに元気なら、まだまだ大丈夫よね〜?

奏璢

あ、えっと…。

奏璢

と、とりあえず咲李菜様、落ち着いて下さい…。

パッ

五条 咲李菜

奏璢〜!!!!私の事も母様呼びしてもいいのよぉぉぉ?!!!!

奏璢

……えっ、と…。

其奴の母親御前じゃねーじゃん、それじゃあ言いにくいだろ。

奏璢

(あ、解放されてる…。)

奏璢

……そんな事はないのですが、少し気恥しいと言いますか…。

奏璢

……えっと…母様……、で…よろしいでしょうか…。

五条 咲李菜

〜っ!!!可愛い!!!!!!!

………………………。

奏璢

(あ、悟様微妙な顔してる…。)

五条 咲李菜

悟も呼んでもらいなさいよ〜。「兄様」って♡

嫌だね!!!!

奏璢

(悟様は、僕の事をよく思っていないだろうな…。そんな僕に、兄だなんて言われるのは嫌だろうな。)

奏璢

…母様、僕はそろそろ失礼しますね。

奏璢

書庫に返さねばならぬ本がありますので。

五条 咲李菜

あら、そーぉ?

五条 咲李菜

それじゃあ、夕食の時間になったら呼ぶわね!

奏璢

はい、お手を煩わせてしまい申し訳ありません。

五条 咲李菜

いいのよ〜、私がしたいだけだから♡

奏璢

……では、失礼します(ペコリ

………………………………。

奏璢

……たしか、ここだったっけ…。

奏璢

(やっぱり、別館の書庫とは段違いで広いなぁ。)

おい

奏璢

?どうしましたか、悟様…。

御前、何を企んでやがる

奏璢

え、企む?

奏璢

(?一体どう言う事だろうか。)

とぼけんじゃねぇよ、なんか企みがあって本家に入り浸ったんだろ?

奏璢

……そんな事はないですよ。

奏璢

僕はただ、当主様方からの情けで此処に住まわせていただいているだけです。

奏璢

……大丈夫です、お金を貯めた次第、すぐに出ていきます…。

……………………。

奏璢

……悟様は、向日葵を見た事はありますか?

あ?そりゃあ見た事あるけど…。

奏璢

……僕は、写真でしか見た事かないんです。

奏璢

母さんはよく、満開の向日葵畑の話をしてくれました。

奏璢

…僕は、母さんの話を聴くのがとてもすきでした……。

奏璢

今はもう、それも叶いませんが。

奏璢

……いつか、母さんが話してくれた向日葵畑を見てみたいです。

……その場所が、もうなかったとしても?

奏璢

ないならつくれば良いんですよ。

奏璢

…僕達人間には、その力が備わっているんですから。

奏璢

使って損はありません。

…へえ、意外とちゃんと考えてるんだな

奏璢

…母さんは、元々体が弱かったので。

奏璢

『自身がいつ死んでも良いように』と、色々と教えてくださりました。

その硬っ苦しい言葉遣いもか?

奏璢

……当主様方への無礼は許されませんから。

奏璢

……僕はある意味では拾われの身です。

奏璢

そんな僕が、見捨てられないためにも…。無礼は許されない……。

……矛盾してるな。

奏璢

……確かに、そうかもしれませんね。

奏璢

……きっと、怖いんだと思います。

奏璢

また、置いて行かれるのが……。

奏璢

怖くて怖くて仕方ないんだと思います…。

…………そういうもんなのか。

奏璢

……悟様、大切な人たちを失わない為には、どうすればいいでしょうか…。

んなもん決まってんだろ。

奏璢

“強くなる”。

結局は、それが一番手っ取り早い。

奏璢

強く……。

奏璢、呪術師に興味はないか?

奏璢

呪術師……ですか、?

奏璢

(興味が全くない……という訳ではないけど…)

奏璢、御前にはもう既に他人を護る術が揃っている。

あとはそれを使いこなすだけだ。

奏璢

使い、こなす……。

奏璢

……それができたら、みんなを護れますか?

ああ、きっとな。

俺の目に憂いはねぇ。(ニカッ

奏璢

(あ、初めて笑った…)

五条家の次期当主、五条悟様の笑顔は、太陽のように眩しく、とても無邪気な笑顔でした。

奏璢

……悟様、僕に呪術を教えてくれませんか?

嗚呼。途中で根を上げるんじゃねぇぞ。

奏璢

………善処します…。

それから、その硬っ苦しい言葉遣い止めろ

奏璢

今日から俺たちは家族なんだ。んな敬語なんて使わなくていい。

奏璢

で、ですが…。

俺がいいって言ってんだからいいんだよ。

……それから、その様付けも止めろ。

奏璢

では、なんとお呼びすればいいですか?

…………『兄さん』…。

奏璢

! ふふっ(ニコ

んだよ、なんか文句あ…っか…。

奏璢

いえ、ありませんよ。

奏璢

じゃあ、今日からよろしくお願いします。兄さん(ニコッ

五条奏璢という少年の笑顔は、無邪気でまっすぐで…。

とても綺麗で、明るい笑顔だった。

んだよ、チャント笑えんじゃん…。(ボソッッッッ

奏璢

五条 咲李菜

奏璢〜!そろそろ夕飯よぉ〜。

奏璢

……もうそんな時間か…。

奏璢

行こう、兄さん。

あ?嗚呼。

迷子になんなよ。

奏璢

だ、大丈夫…。ちゃんと書庫まで辿り着けたし…。(トコトコトコ

あ、おいこらそっちじゃねぇ!!!!

奏璢

え?

はああああああああああ……。

奏璢

………、?

……To be continued

名前:五条奏璢(ゴジョウカナル) 性別:男 年齢:4歳 身長:92.9cm 体重:10.9kg 趣味:本を読むこと(最近はミステリーが自分の中で流行ってる) 好物:本、大福 嫌物:辛いもの全般 術式:重量操作 誕生日:4月7日 家族構成:父、母、(母)、兄、自分

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