お薬キメたね！！

その時

鞄の中からチラリと見える 三途から貰った薬が俺の目に映った

飲んじゃいけない 彼奴から貰った薬…どんな物か想像は出来る

…でも、もしかしたらこれで寝れる…？

だめ

のんだらだめ

のんだら…のんだら

何も感じなくなった俺でも "この薬はやばい" そう認識が出来た

.......1回…落ち着かなきゃ… 水…持ってこなきゃ…。

ｶﾞﾁｬｯ

俺は冷蔵庫からペットボトルの水を取り出し、部屋に戻る

何も感じなくなった今 何も気にしない、何も思わない

..............

なら…何でさっき、焦ったんだ…？

やはり一度気にしてしまったからか… あの薬が気になって仕方がない

飲んだらいけない、それは分かっている

でも、もしかしたら これで寝れるかも.......

.......もし、かしたら…

ｷｭｯｷｭｯ…

…いっかい、だけ.......

大丈夫、1回で…やめるから

俺は薬を2錠、手に取り

飲んだ

さっきまで飲んではいけない そう思っていた物を飲んでしまった

やってしまった そんな感情はない

飲んでしまった物は仕方ない そう考えていた

ﾄﾞｸｯｯ

薬を飲んだ数分後 心臓がドクッ となるのを感じた それも普通の鼓動では無く

興奮状態の鼓動の速さだ

つぎはあたまがふわふわしてきた それになんだかちょっときもちい

こんなきもちよさ、いままで かんじたことない

ことばにあらわせないぐらい、 すっげぇきもちい

こえだって、だしたくて だしてるわけじゃない

かってにでてくる ださないようにしてもかってに

さんず、にかんしゃ

しないと

おれはふるえまくるてで すまほをとりだした